ハム夫のうつ病が
いつから始まったのかは
分からない。


少しずつ、少しずつ、
ハム夫は壊れていったから。


そんな小さな違和感を
気づかないフリをしているうちに、
ハム夫は おかしな行動を
取るようになった。



一番、困ったのが、
睡眠だ。





まず、
寝なくても平気になった。


帰宅後も遅くまで仕事をしたり、
映画を観たり、
本を読んでいた。


すごく楽しそうに。


土日も早朝から
私と山に行き、夜まで遊んだ。


ちっとも休まない夫を
私は、元気な夫と思っていた。





眠らない時期が終わると、

急に、

睡眠に対して、
ナーバスになった。


布団に入り、
2〜3分で眠れないと
暴れ出すのだ。

「もう、ダメだ〜!

大声で怒鳴り、
窓や床、家中を叩く。


正直、怖かった。


そして、夫よりも
近所迷惑にならないかを
心配した。


暴れるハム夫を押さえつけ、
眠りにつくまで、
全身をマッサージする。


眠りも浅いので、
何度も起き、その度に暴れる。
マッサージをする。


それの繰り返し。




手に負えない時は
逃げ出すこともあった。


ネットカフェや
ファミレスで夜を過ごし、


朝方、家に帰り、
ぐっすり寝ているハム夫を横目に、
シャワーを浴びて出勤する。


そんな日々が続いた。





家に 帰りたくない。



残業が多い職場に 感謝しながら、
夜9時過ぎまで 働いた。


当然、
家も荒れ放題。



そんな頃、
断捨離に出会った。

それからの私の変化は
別の機会に書くことにする。






3年後の今。


たまに眠れない日もあるが、
ハム夫は
もう暴れたりはしない。

週末に
こんな本を読んだ。


ベストセラーなので、
ご存知の方も多いと思う。



スタンフォード式 
最高の睡眠


作者からの警告。


「睡眠が足りていない状態は
睡眠不足ではなく、
睡眠負債だ。

気がつかないうちに
負債が溜まっていくと、
眠りの自己破産になる。」



あぁ、そうか。

私とハム夫は、眠りの自己破産を
体験したんだ。





スタンフォード式最高の睡眠


どんなに忙しくても、
時間がなくても、

「最初の90分」を
しっかり深く眠ることが出来れば、
最高の睡眠が取れる。


エビデンスに基づいた
知識と実践の本。



7時間眠れるのがベストだけど、

「今以上」の睡眠時間の確保が
難しい人にこそ、
読んで欲しい1冊だ。


そして、
睡眠の大切さを実感して欲しい。


眠りの自己破産を体験した、
断捨離妻からのオススメだ。




イラスト素材を使用
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