4次元は、学者さんでも図解することはできないでしょうから、
3次元とかで例えるのだと思います。

本当は2次元の平面を、3次元空間であるものとみなして、
上下軸は時間軸であるものとすると、

同じ時間とは、
その時空(立方体)への切り口といえるかと思います。

Aさんは左上から右下へ、
Bさんは左下から右上への切り口。

(以下、各切断ラインを、それぞれの世界線と呼びます。
世界「面」になりますけど・・・)

Aさんのその世界線(切り口)は、
アンドロメダのBB138億3年と地球のBB138億6年を通る
(つまり両者が同じ時間である)ものとして、

(BB⇒ビッグバン以降という意味の紀元?)

Bさんのその世界線(切り口)は、
かに座なんちゃらのBB138億3年と地球のBB138億0年
を通るとします。

AさんとBさんの時間は異なりますが、
立場的に同じというか、同じ時空(立方体)にあるという意味
で対等なので、ある意味同時と呼ぶことにすれば、

地球の3年前から3年後まで(BB138億0年~6年)が、
同時に両立していることになります。

無数の世界線で編まれた時空で、過去と未来が両立。

上記の例えはちょっとアレとしても、

とにかく地球の過去と未来を同時に見られている、
みたいな感じのことがいえるとします。

(だから決定論になる、という意味ではないようですね)

AさんとBさんの世界線の角度(時空の切り口の角度)、
つまり、(地球の)過去と未来の角度は、実在ごとに一定
であるかもしれません。

例えば生命ならライフアングル60度と決まっていて、
(4次元なので60度はおかしいでしょうし、立体角で
も同様でしょうが、あくまでも比喩的に。数学的には、
4次元の角度も定義されているのかもしれませんが。
60は適当ですが、1と2が根源であるとすると、合計
3も重要で、2×3=6も重要で・・・。切りないですね。)

現人類の平均寿命(一定条件下の場合⇒まあ日本とか)
80年とネズミの2年?は、相似であり、角度自体は同じ。

人なら、その角度で80年になるというわけですが、
今、そのタイミングに来ている・・・。

それは、戦争級、大災害や大飢饉や真パンデミック
かもしれないが、一つの角度⇒前提が終わる時を
意味する。
(それがポールシフトなら、人類滅びるまである。)

アンチエイジングは、今のところ、その角度ではなく、
(相似のまま)80年の方を引き延ばそうとしているに
とどまる。(同角度でより遠く。拡張ホメオスタシス?)

角度が壊れると、同一性は失われるのかもしれない。


オレの角度は、相似条件を満たしているだろうか?


前回、小規模共済などに少し触れましたが、
小規模共済は貸付を受けることもできますし、
一定の場合には元本割れしますが解約する、
あるいは減額して実質停止もできますので、
その意味ではリスクが小さいということは、
申し上げているとおりです。
(普通はまず最初に検討するということも・・・。)

なお、社保の節税効果につきましては、
年金受給時にも課税されるため、
前回の想定(65歳以上で220万円くらい。)
なら、10万円くらい取られるとすると、
10/220=4.5%分は取り戻されるというか、
課税の繰り延べでしかなく、しかし目先的
に消えるお金は納税の3倍くらいとむしろ
多いので、時間価値的にはマイナスになる
ことから、繰り延べメリットとも言い切れない
ように思います。
(トントンになるまでは、利益つまり増加分は
ほぼないものとして、増加分の課税ではなく、
全額取り戻し課税と仮定。なお、年齢的には
医療費控除とかありそうですが考慮外。)

よって、社保の節税を使い切れている人に
とっても、その分は有利とはいえないものと
思います。

また、ローン控除等で引き切っている人など、
社保の節税を使い切れていない人は、結構
いるかと思います。


前回、年金の損益分岐点について、
「近年は10年が損益分岐点といわれる?
以前は13年くらいと言われていた?」
のように申しましたが、

率が悪くなっているのに、逆に回収期間が
短くなっていることになりますので、勘違い
かと思います。失礼いたしました。


前回、
「健保だけなら、国保よりは安いかと思います。(協会けんぽ)」

のように申しましたが、国保は所得(から基礎控除くらいは引く
と思います⇒今はほぼ全自治体、但し書き方式?)ですから、
額面にかかる健保より安い場合も少なくないものと思います。
失礼いたしました。

ただしサラリーマンの場合は、自己負担分だけ考えればいい
ので、5%くらいということになりますから、やはり国保より安く
なることが多いような気がします。


前回、
「遊興費は無駄とは言えず」
と申しましたが、

老後資金対策は、
「有効活用」「効率的な投資」のためのものではなく、

最終的には(生活費含め)費消するため、
つまり遊興費(広義の無駄)に使うためのものです。
(遺産として残してもいいですけどね。)

最後まで無駄にすることがないのなら、
それは自分のための活動ではありません。

どこで無駄にするかの問題なのです。
(もちろん自分にとっては無駄ではない)

ですから、仮に社保を節約できたとして、
その分を無駄に使ってしまったとしても、

少なくとも目的は、一応「確定的」に
果たしていることになります。
たとえそれが少し早すぎたとしても...。

増やすために増やすのではなく、
使うために増やす・・・。
(前者なら老後資金の問題ではない)

年金は、将来の日本の人口ピラミッドへの投資。

それもどうなるかは分からない。移民に限らず、
ピラミッドには形と大きさの2つの意味があり、
比率が改善して形がよくなっても、それだけで
よりよくなるとは限らない。

独身税でかえって独身率が上昇してしまった
ブルガリアの例を取り上げたイェール大学の
経済学者、成田悠輔氏は、「高齢者は集団
自決すれば良い」という持論を持たれている
とのことですが?

高齢者がいなくなっても、ほぼ何も解決しない
でしょう。多くの椅子が空いて、可能性が開き、
大航海時代、産業革命へとつながったペスト
の時とは違います。

もしも、狙い撃ちしたかのように老人ばかり
が犠牲になるパンデミックが来たとすれば、
何だかんだと理由をつけて(何もしない方が
より早く集団免疫とか、宿主に馴染むとか)、
何もしない(見殺し)ことを選択する可能性は、
なくはないように思いますが、

脚本に示されたタイミングが来ているのに、
(一部の)役者がいなくなったからできません
では、公演中止になるだけで、演じきった方
がまだマシだったということになるでしょう。

つまり問題は、高齢者が多いという「状況」
ではなく、そのタイミングに来ているという
「期間」なのです。
よって、むしろ延滞ペナがついてしまうだけ
であるような気がします。

一定の期間で、同一性を失う必要がある。
どういう「状況」でも何でもいいけれど、
それを成す必要があるのだと思います。
(少子高齢化は手段に過ぎないので、
そればかり見ていても解決しない。)


前回、ガンドラック氏が、「祖父母に学ばないから
人は75年ごとに過ちを繰り返す。」のように語っ
たという石原順氏のコラムについて触れましたが、

確かにもっともではありますけど、
ガンドラック氏の話は、
期間に制限がない場合に限ると思います。
今回の75年が「期間」にあたる場合には、
もはや祖父母に学ぶ学ばないに関わらず、
過ちを避けることはできないと思います。

期間とは波であり、
波とは根源であるのでしょうが(ヒモ理論?)、

波はバランスシートに似ています。

バランスシートは素晴らしい発明で、
何か間違いがあればバランスしないため、
正しい帳簿が担保されます。
(間違いがあっても、そのまま
バランスしてしまうことも多い)

バランスというくらいですから、
一方だけを変えることができない
という仕組みなのです。

同時に消さない限り、決して消えないが、
同時は許されていない。
(不完全性原理や不確定性原理的には)

よって、一方だけを変えようとしても、
必ず(同等の何かへ)シフトしてしまう。

ガン切除は、良くなる場合と、
むしろ爆発的に転移・増殖させて
しまう場合とがあると思いますが、

それは、取り残したとか、うまい下手
とかの話ではなく、一種の悪性度の
違いではないかと思います。

(外科医竹田くんは、逆に病院を訴えて
いるとか?まあ、そもそも実在するのか
分かりませんが・・・。
「上手くなるためには練習が必要なんだ~?
どうしてそれをわかってくれないんだ~?」
何度殺して手術禁じられても隠れて執刀を
やめない?恐ろしい話ですけど・・・。)

切除すべきガンとそうでないガンは、
概ね最初から決まっているような気が
します。

(ただしそれは確かめられない。
生検でも中々わからない。
最近、前立線がんが爆増しているようですが、
検査精度上昇によるものと言われます。その
超過前立腺ガンのほとんどは、そのまま寿命
まで気づかない方がよかったかもしれないが、
何割かはわからないけど、早期発見で助かっ
たという人も少なくないはず。
多世界治験ができない限り、それはもうわから
ないと思います。
しかし、早期発見のチャンスには前髪しかない
ので、様子見という選択はほぼ不可能・・・。)

ガンとシフト先を同時に消すことはできない
ので、切ってみないとわからないみたいな。


前回、
「石油と物々交換」
を仮定してご説明しましたが、

もちろん、金本位制を廃して信用通貨にしたから、
乗数的な経済成長が可能になったとは言えるかと
思います。

しかし、実体のないアバターに意味はありません。
(それはただのNPC)

あくまでも「てこ」なのであり、

ハーバーボッシュ法(緑の革命)なしに、
つまり実体としての食料(カロリー)の倍増なしに、

信用通貨体制による数字上の乗数的発展など
ありえないのです。

乗数だの信用だのという数字上のものは、
あくまでも影。
本体がなければ存在しえません。

そしてその振れ幅は、一定の回帰線
に縛られていることが多いのでしょう。

回帰線に捉えられた時間の幅こそが、
阿弥陀クジの横線が届く範囲です。

石油本位というか金本位の方がいいということではなく、
信用通貨の優位性は、資源の有効活用⇒経済活性化
⇒技術革新と流れた場合のことであって、

ぺろぺろキャンディー理論のように申しておりますが、
地球の舐め方の問題にすぎません。
地球が二つになるということではないわけです。

そして、比率というものには、侵すことのできない
縄張り(テリトリー)があるように思います。

例えば地球から反射される太陽光にも、
比率的な意味があって、そのアローワンスを
超えて有効活用することは、タブーなのです。

反射光そのものにこだわる必要はないので、
ラグランジェポイントに太陽光発電所を浮か
べて、反射光相当分のエネをマイクロ波で
送電できるようになったとしても、
具体的にどうなるかは想像できませんが、
恐るべきしっぺ返しがあるように思います。


前回、
政府と国民を連結会計した場合について少し触れましたが、
今では、国民の金融資産は2,000兆円超えているのですね。

100兆円が現金と仮定して、

全体の半分1,000兆円が預金と仮定すると、

銀行の資産の40%が、現金と日銀当座と国債とすれば、
1,000兆円×40%=400兆円は間接所有的な国への債権
とも考えられるので、

100+400合計500兆円は、国の借金と相殺になり、

国の借金は1,100兆円くらいでしょうか?
とすれば、残りは600兆円。

国民の金融資産はまだ1,500兆円残り、

その内900兆円は、保険や株(投資信託含む)とすると、
(保険なども国債かなり持ってるでしょうが無視。)

相殺=シュリンクですから、
株などは大幅に下がるでしょうが、
あくまでも額面で残るとすれば、

というか、要するに、
2,000兆円-1,100兆円=900兆円も残る。

日銀当座預金も、未印刷の通貨発行とすれば債務
ですから、それが600兆円くらい。
(下記のとおり、借り替えただけで、実質国の債務)

900兆円-600兆円=まだ300兆円も残りますね。

連結するなら、地方債務も、逆に企業の金融資産も
入れるべきでしょうが、まあ、諸々合わせ相殺と仮定。
(企業の「内部留保」はあまり関係ないように思います)

まだ、今日明日にも一歩飛び出してしまいそうな領域、
というほどではないような気がします。
少々言い過ぎていたかもしれません。失礼いたしました。

なお、政府会計が国債会計基準とかに近いのかどうか分かり
ませんが、簿外債務というか、年金債務会計をするとすれば、
GPIFの資産もいつのまにかかなり増えているみたいではあり
ますけど、それでも、介護も含めれば、数百兆円以上の負債
になるようなら、上記300兆円程度のバッファでは、心許ない
かもしれません。


日銀当座預金というか、異次元緩和は、国債の借り換え、
有利子から無利子(金融政策で一部は付利と思いますが)
への有利な借り換えだったといえますね。
(ただし長期から短期への借換えという面では大いに不利)

ところで、通貨発行益(シニョリッジ)は、額面-製造コスト、
ではないと思います。それは政府紙幣の場合で、近代以降
は禁忌とされているため、政府紙幣ではなく、日銀の銀行券
であるのだと思います。

MMTでは、額面-製造コストの通貨発行益を利用できる
としている例もあるのかもしれませんが、王国の金貨も、
江戸の小判も、金の含有量減らす(製造コスト減)ことで、
インフレになったかと思います。
(つまり通貨発行益はインフレで消されてきた)

(銀本位の方が長かったのでしょうか?その場合でも、
やはり銀の含有量減らしたりしたんですかね?手間
の方がかかりそうな・・・。)

(通貨を納税に使えたかどうかは、あまり関係がないような
気がします。納税はお米でも、小判が信用の化体である、
ということに違いはなかった。)

政府紙幣でなく銀行券の場合の通貨発行益は、
有利子の資産と無利子の負債の差から生じる
一種の利ざやだけかと思います。

(まあ、それだけでも毎年数兆円にはなるでしょうが。
とはいえ、それを財政に利用しようというのは、少し
おかしな話かと思います。日銀の有利子資産は国債
ですから、国が払った利子です。日銀=国ですので、
連結すれば、払ってもいないし、数兆円の日銀の収益
も存在しないのと同じです。自分で自分に払った利息
が本物の利益に化けたらすごいことです。)

※硬貨は財務省が作っているかと思いますので、
 硬貨については、額面-製造コストの通貨発行益
 が生じるのかもしれませんが、硬貨は製造コストも
 紙幣よりはそこそこかかるのかもしれませんし、
 規模的にも小さいだろうと思います。


年金の国庫負担15兆円くらいとすれば、
割引現在価値で債務に計上しているわけではないと思うので、
5%で割り引いても180兆円くらいでしょうか(20年分を割引)?
の簿外債務といえる?

5%だと、国債暴落により、日銀の損失などでそれ以上の負担
になるかもしれないので、0%とするなら300兆円。10年分に
しても150兆円。ただし毎年税収は入るので、負債として認識
する必要性は低いのかもしれませんが…。

ちょっと前まで、税収は40兆円切っていたこともあったと思い
ますので、均せば50兆円とすれば、ちょっと金利が上がれば、
利払いですぐに吹っ飛んでしまいます(1,000兆×1%=10兆円)
から、入るはずの税収=使えるはずの税収とも限らず、

GPIFの積立金220兆円のうち、50兆円は残すつもりとしても、
全部使ってもいいわけですから、全部をあと80年で取り崩す
なら2.75兆円ですが、予定の半分にも満たないかと思います。
(まあ、220兆円にも膨らんだわけですし、実績も3%以上だと
思いますから、取り崩さず運用益だけで、予定分をまかなえる
可能性も、今のところ十分ありえますけどね。
⇒本来取り崩しを想定していたと思いますが、少なくとも近年
の報告では、今後もずっと積み上がっていく=運用益の充当
だけで足りるという予測のようですね?ただし、マクロスライド
で上昇を抑えた場合に限るとは思いますが…。)

何より、今はGPIFもかなり株の配分を多くしてるでしょうし、
株は(インデックスでも)半分くらいには余裕でなりえます。
国債にせよインフレで暴落する日がくるとすれば、220兆円
が半分以下になる可能性は全然あるわけで、

保険料にしても、どんどん適用範囲拡大していますけれども、
逆にそれが企業の採用を抑制して、AIだらけになり、まあ、
AIに社保かけるようになるのでしょうが、とにかく保険料収入
にしても、予想外に落ち込むことは十分ありえると思います。

年金給付も、まだピークまで、あと10兆円以上は増えるで
しょうし、介護費用も40年までに今の倍にはなるでしょう。
介護費用の公費負担は、地方と半々のようですが、合計で
現在の5兆円が10兆円にはなるのでしょう。

よって、テキトー・ざっくりですが、100や200兆円は負債と
見るべきであり、そうすれば、上記300兆円のバッファなど、
なきに等しいということもできます。

つまり、いつ金利が悪い上昇をはじめる(信用毀損)一歩と
なるか、微妙なラインという意味で、財政危機状態である
ことに違いはないと思います。

(そんな危険なライン上で、利上げなど、ソフトにできる
はずがないのです。戦争にせよインフレにせよ災害に
せよ真パンデミックにせよ、怨嗟の炎症反応が収まる
まで、治癒することはありません。私にはとてもそれを
抜ける手立てはありませんし、運がいいわけでもあり
ませんが、確率はゼロではないので、信じて祈るしか
ありません。)

ゼロ金利解除程度では、名目的なもので、利上げと
はちょっと違うような気がします。

信用とは、文字通り人々の正直な気持ちであり、理論では
ありませんから、人々がそれをどう思うか、どう評価するか
は自由というか、決め打ちできません。

正直な気持ちとして、これは信用できない、大いに不安、
と感じれば、それが事実かどうかとは関係なく、信用など
吹っ飛んでしまうということです。


なお、年金には物価スライドがあるので、
紙屑にはなりにくい面があるでしょう。
その点では、民間の商品より一般的には
かなり有利だと思います。

ただし債務者利益ではないということなので、
国は、インフレでもその分有利になりません。

なお、マクロスライドで抑えられるでしょうし、

年一の改定で、遡及して補充してくれるわけ
ではない?と思いますから、かなりの部分は
インフレにもっていかれるでしょう。

そもそも、物価スライドという口約束に、
どれほどの意味があるのでしょうか?
(法律なので口約束ではありませんが)

銀行の傘は、雨の日でも貸してはくれる
でしょうが、嵐の日には貸してくれないの
かもしれません。

(あってもなくても)「いい時」には役に立つが、
本当に必要なときには役に立たないシステム?

結局、運用している国自身が、インフレに
耐えられなければ、口約束を果たすことは
できないので、
本当のインフレ時には、どうしようもないの
だと思います。

GPIFがインフレで資産を半分(ならまだマシ?)
にしてしまえば、もちろん、財政の他の面でも
重大な問題が生じているということでしょうし、

つまり、国がもろにインフレにやられていれば、
せいぜい額面でしか払えないということです。
(物価スライドしてるけど実質額面)

そんな無理して払ってもらっても、
インフレに給油するようなもので、
益々お米は高騰し、
一層手が出なくなるわけです。

(幕府が徳政令により困窮武士を
救えなかったように、無理をして
も悪化させるだけに終わる。)

もちろん、国がうまくやって、年金財源を
インフレから守り切るかもしれませんが、
そうであれば、そもそもそれほどのインフレ
にはなっていないでしょう。

仮に財務省の陰謀であって、数字上の債務
に過ぎなかったとしても、膨大な債務金額を
負っているのは国自身なのですから、
インフレから自分だけ逃れることなど極めて
困難と思われます。
債務者利益も得られなくなりますしね。

※債務者利益⇒固定金利なら、インフレで
 債務者が得をする。どれだけ価値を失っ
 ていても、その額面で返せばいいので。

 (ナチス前のドイツ(ワイマール)のハイパーインフレ時には、
 額面でなく実質で返済すべき、という判決が出た例なども
 あるようですが・・・。
 法改正で、1万円の借金が千円の価値になったら、同価値
 の10万円返済しないとダメになる可能性もあり得ることに。)

 ※税金や社会保険料は自動物価スライドというか、
 インフレにある程度ついてくるでしょうが、
 雨の日にはよくついてこれても、
 嵐の日にはあまり意味がないかもしれません。
 税金は中間納税があるにしても年一ですし、
 インフレと完全弾性的に所得が増減するわけ
 でもなく、致命的なラグが生じるでしょう。
 社会保険料も定時改定は年一ですし、
 月額変更も3ヶ月以上のスパンになります。
 そもそも、それほどのインフレでは、経済は
 大ダメージを受けているでしょうから、実質
 の税収は伸びず、むしろ膨大な支援資金を
 要することになって、インフレについていく
 どころではないはずです。
 国内消化だから大丈夫だなんて、それでは、
 江戸以前の日本の財政危機はなんだったと
 いうのでしょうか?ユダヤマネーでも入って
 いたのでしょうか?
 (江戸時代だけでも数回、金の含有率下げて
 インフレになってますよね?)

なお、法改正により、合意解除することは可能
です。例えば70歳から受給開始にすれば、
前回の仮定では5年分が国の持ち出しでした
ので、国の持ち出し分がなくなるとも言えます。
(そうせざるを得ないほど事情が変わっている
ということなので、実際は、持ち出しがなくなる
ことはないでしょうが。)


前回、年金より住宅ローンの繰り上げ返済
の方が信頼できるようなことを申しましたが、
インフレ前提であれば、極力借りておいた方
が良いでしょう。(払わないわけにはいかない
ので約定通りの返済。)団信もありますしね。


前回、
「国は1000兆円の財産と債務が両方消えますが、」
のように申しましたが、

国民が1000兆円払って道路やダムを買って、
国から1000兆円の返済を受ければ、結局、
1000兆円の金融資産が復活するというのは、
錯覚のようなものだと思います。

それが銀行券(現金)にせよ預金通貨にせよ、
日銀の債務(預金なら日銀当座預金)ですから、
実質相殺状態、つまり連結すれば、いずれも
ないのと同じです。
(そうでなければ、無限に循環取引で水増しが
できてしまいますよね?)

国債という有利子の長期債から、
日銀券(諭吉)と日銀当座預金(国民から見れば
銀行預金)という無利子の短期債への借り換え、
ということになります。

物価連動債は有効だと思いますが、
自分が守られる代わりに、国がインフレを被る
わけですから、ウインウインではありません。
(ほぼゼロサム?)

本当にやばいインフレの時には、無理して
物価連動で払ってもらっても、ますます米が
高騰して買えなくなるかもしれないわけです。
むしろ債務免除した方が得になる可能性も
あります。

その際、日銀券から政府紙幣に切り替えれば、
シニョリッジが生まれますが、江戸の小判同様、
さらなるインフレにより一瞬で取り戻されます。
国の信用がますます棄損したという結果だけが
残るでしょう。

(日銀は通貨発行を債務計上してますので、
発行だけではシニョリッジは発生しません。)

物価連動国債は、諭吉を諭吉でヘッジしている
ことになるので、カバーには限界があります。
外国や商品をからめた方が、インフレヘッジは
大きいと思います。(リスクも大きいですが。)

戦前や戦時中にも物価連動債があったのか
どうかは分かりませんが、あったとしても絵に
描いた餅だったでしょう。
なお、預金封鎖⇒新円切り替えは徴税であり、
政府紙幣にしたわけではないものと思います。

マイナンバーと紐付けになっていてもいなくても、
預金は同じですが、
不動産と紐付けになった場合には、
前回の建前だけの財産税と違い?
今度は不動産も登記閉鎖⇒新登記切り替え
みたいな感じで、不動産への徴税も支障がなく
なるものと思います。


株はインフレに強いですよね。
日本以上に通貨が下落し、激しいインフレに
見舞われているアルゼンチンもトルコも、
株式市場はそれ以上に上昇していますよね。

両国とも、まだギリ雨の日であって嵐の日ではない
のかもしれません。雨の日までは、株はインフレに
有効であることが極めて多く、それすらもないよりは
全然いいのでしょう。(リスクも大きいけれど。)

ただし、株価が上がるのは、
インフレを企業が価格転嫁できる間が原則でしょうし、
(インフレで皆が焦って株や貴金属買ったりするので、
上がり続ける面も大きいでしょうが。)

例えば年2回の配当(議決権関係ないような少数株主
にとっては配当期待権でしかない)では、タイムラグで
インフレについていけないでしょうし、

多くの場合、給与の上昇よりは、よくインフレについて
いくでしょうが、給与よりは敏感という程度であって、

個別銘柄はもちろん、インデックスでもかなり乱高下
することになるでしょうから、リスクに対するリターン
としては不十分かもしれません。

ワイマール共和国(ナチス前のドイツ)の
ハイパーインフレでは、株価は1920年
くらいまでの3年間くらいは?インフレに
付いていっていたようですが、

1921年から目に見えて置いて行かれて、
1922年には全然ダメになった感じでしょうか?
(もちろん実質で)

なお、インフレに付いていっている間も、
株式市場は大きく乱高下したようです。

ところで、ワイマール時と大きく違うこととして、
次のハイパーインフレでは、金を借りることが
できないということがあります。

ワイマール時は、債務者利益を理解している
人たちが、借金で企業や土地を買いまくり、
インフレが収まった際には、財閥みたいに
なれた人もいたのかどうかわかりませんが、
当時の銀行等は、まだ債務者利益を完全に
は理解していなかったと言います。
よって、今度の時は、そのような取引に応じる
ことはないでしょうから、
インフレに乗じて一儲け、ということは難しい
のかもしれません。

日本の戦後インフレでは、
預金封鎖と財産税で抑え込んだと思います。
財産税の方は、土地とか把握できないので、
形式だけだったとしても、今度はそうはいか
ないかもしれませんので、インフレに付いて
いった方が、より多くとられて終わるだけに
なる可能性もあります。
(革命級の話でしょうが・・・。)

とにかく、嵐のインフレ時には、諭吉は使え
ないのですから、売れる物、先祖の着物で
も家宝の指輪でも何でも持ってないとダメ
なんでしょうけど、そんなのありません・・・。


前回、
タンパク質の立体構造は水素結合のように申しましたが、
S-S結合の間違いです。失礼いたしました。
共有結合なので、未知のmRNAと接触したからといって、
影響を受ける可能性は低いのかもしれませんが、
水素結合に影響がないとは言い切れないように思います。


前回、
熱力学第一法則は不可能で、第二法則は証明できない、
のように申しましたが、いずれも不可能を前提に理論が
構築されているので、不可能かどうかわからない、という
ことのようです。

(東大の研究者さんの発表で、量子的に第二法則が導き
出されたようですが・・・。
量子力学的には、むしろ常識に反することも起こる。
つまり与えたエネ以上のエネを出したりもするわけで、
むしろ第一法則も第二法則も否定されそうな気がしますが、
逆に量子的に第二法則が証明できたという感じでしょうか?)

いずれにせよ、否定はされていない。
つまり、永久機関は不可能という結論は、
変わらないような気がします。



予想以上に早く冬が終わってしまいました。
ことしの夏は、恐ろしいことになりそうな・・・。
脱炭素がヒステリック化しそうな気がします。
それで本当に改善すればいいのですが・・・。

(1782年(天明の大飢饉)は?春までは暑く、
夏は冷夏だったとか?浅間山噴火の影響?)


株がすごいですね。新ニーサやイデコなどを
ご検討されことも多いのではないでしょうか?

投資に大きくエクスポーズする(さらす)場合には、

ご自分が、損切を受け入れられるタイプかどうか、
ご確認されてからにした方がよろしいかと存じます。

実際に自分のお金でやらないと決してわからないので、
少額で損切りラインを決めて、まずはそれを守れれば、
知識としての損切はできていることになります。

知識としての損切は、できて当然。

日銀のサプライズ発表があったので、待ってれば99%
値が戻る状況でも、決して損切ラインを変えないという
ことです。もちろん99%はもう少し待ってればよかった、
損切が早かった、と残念に思うことになりますが・・・。

重要なのは、損切を心理的にも受け入れられているか
どうかだと思います。

「取り返したい」

という気持ちが、皆無という人はいないかもしれません
けれども、後を引いていないかどうか、しっかりと確認し、
後を引いているようなら、大きな投資はするべきでない
と思います。

10万円損をした、何とかそれを取り戻したい、
という気持ちが、無意識にも尾を引いていると、
常に、10万円を取り戻すにはどうすればいいか、
みたいな歪んだ判断になってしまうでしょうし、

結局、知識としての損切もいつか破ってしまうからです。

これは訓練などで変わることはないかもしれません。

よって、自分が心理的に損切りできない、つまり、
取り返したい、損切したくない、何とかならないか?
と考えてしまうタイプだった場合には、

潔く他の方法を検討すべきだと思います。

投資というか、投機(ギャンブル)は、
続けていれば、いつか必ず負けます。
(どこかでやめないとトータルで必ず赤字になる。)

(gambler's ruinなどの法則?が正しいとすれば。
でも、これは真理であり、決して避けられません。
たとえ優良な投資、トヨタだろうがアップルだろうが
永遠に持ち続ければ、いつか紙くずになります。
永遠に続く企業はないので・・・・・・。)

※ポートフォリオを組めるくらいの資産家になれば、
 もうギャンブルではないので、ずっと続けていても
 すべて溶けてしまうことはないでしょうが・・・。
 イデコも一応ポートフォリオを組んでいるといえる
 でしょうから、すべて失うことはないと思いますが、
 元本割れは全然あるかと思います。

よくも悪くも「やめ方」が難しいことになります。

損切だけでなく、利益についても、
確定させることの方が難しいわけです。

今は多くの人が利益を出しているでしょうが、
最終的に黒字で確定させられる人は、
1割にも満たないのではないでしょうか?

利益が出ていても、エクスポーズしている限り、
一時的な仮定の数字にすぎません。

投資して増やして、
いつか使うことを前提とする限り、
どこかで確定させなければなりませんが、

ピークで確定させることはほぼ不可能(偶然以外)。

そして、長期投資の力みたいに言われますが、
多くの場合は長期投資ではなく長期投機です。
つまりギャンブルなのであり、

長期では必ず負けます。
持ち続けていればいつか必ず負けるのです。

(もしも株長者になったら、いつまでも全額株
をやるのではなく、不動産投資などに移行し
ていかない限り、やり続ければいつかは負け
るのです。予知能力者でない限り、しょせん
偶然ですから、勝ち逃げ以外の成功などは
ありえないと思います。しかし、ギャンブラー
にはそれが難しいことは周知のとおり。)

(長期投資の力という話も、年金と同じ40年スパンとすれば?
まだ最初の世代というか、1回だけの傾向ともいえるでしょう。
せいぜい2~3世代だけの話。
平均寿命80年スパンでいえば、まだ1回だけの傾向です。
⇒大恐慌時に一度死んでるので。
よって、今後も長期投資最強、なんてのは少し浅はかである
ような気もします・・・。
長期投資?ハッ前時代のオワコン手法とか草、なんてことに
なっているかもしれません。
ではタンス預金最高か?と言われれば、もちろんそれはそれ
で、円にエクスポーズ、オールインという感じでしょうが・・・。)

※「持ち続けていれば」⇒「やり続けていれば」
 に近い意味です。

だからといって、まだここから10倍になるかもしれず、
小さく利益を確定させれば、実質損をしたことになります。

逆に10分の1になるかもしれません。
しかも値が飛んでそうなった場合には、
たとえ損切を入れておいても、強制決済ラインがあっても、
ヒットしませんから、溶けるだけの話ではなく、大きな借金
を負うことになります。

実は私は、もう10年前くらいの話ですが、
全財産を溶かしています。
全財産といっても合計1500万円程度ですし、
そのうち400万円くらいは借金ですけどね。
(完済し、現在借金はありません。)

自分なら読めるだろうくらいに、完全に舐めてました。
そして私は、心理的な損切ができず、取り返すために
傷を大きくしました。
(後から、配当分だの何だの取られるんですよね・・・。
ちなみに、信用とFXで溶かしました。)