7月1日、映画「忍びの国」公開。

見てきました。レイトショーで。

映画の話が発表された日、智のお仕事至上一番興奮した日でした。




この日から、公開まで長かったようで、あっという間だったような。


で、映画を見ての感想は、




最高でした。



亮平くんとの川のシーンから、ラストまで、無門の迫力、凄みがもう…。

亮平くんとの川のシーンは、公開前からたくさん語られてたし、映像も流れてたから、ちょっと本編見る前に見すぎちゃったな感はあったんだけど。

そんなの関係ないくらい。

凄かった。

この川のシーン、結構カットされてしまっていたようですが、その理由を監督は、

緊張感(緊迫感?)が長く続きすぎると、観客が疲れてしまう。

というようなことを、確かおっしゃってたんです。

それがまさにその通りで、

気付いたら手をぎゅうって握りしめて見てたし、なんならちょっと息止めて見てた。

あれ以上長かったら、本当疲れちゃったと思う。

それくらいの緊迫感。

これはね、絶対スクリーンで見た方がいい。


一方で、映画全体としては思ってた以上にポップで(音楽含め)
コメディ要素も多かったのだけど、それが後半のシーンとのギャップをうんで、良かったです。

ホント笑っちゃうところは随所にあって。
隣の一人で来てたサラリーマンのお兄さんも、何度かぷって吹き出してました。



そしてお国との最後のシーン。

やっぱり智は期待を裏切らなかった。


原作では、

「無門は悲鳴をあげた。

これまで誰も聞いたことがない、あられもない悲鳴である。」

と書かれてるところ。


まさに、“あられもない悲鳴”で。

心臓がきゅっと捕まれるような悲痛な悲鳴で。

うん…。

凄かった。



ちなみに、私が一番ゾクっとしたところは、

平兵衛との戦いを終えた後、無門が平楽寺に戻ってきた時。

ここ、お国が無門に駆け寄るんだけど、無門はお国を見ることもなく本堂に向かうんですよね。

この時の無門の表情が、

あ、怒ってる。

って一瞬で分かるくらい。

静かなんだけど、怒りをはらんだ表情してて。

ゾクっとしました。




ラストの終わりかたは、個人的に原作の方がかっこよくて好きでしたけど。

映画の、つないでた手を離されてしまう無門も好きでした。笑
引きの画で、後ろ姿なんだけど、可愛くて。笑



主題歌もね、「つなぐ」ピッタリでした。

最初決まった時は、うーん合わないと思ってたけど、まさにこの「忍びの国」の為の曲だった。