明日は父のお葬式です。
余命半年から1年を信じて行動してたのに。
40日でお別れ。
下り坂を転げ落ちるように体力が無くなり、骨と皮になった父。
それでも、もう少し時間があると思っていたのに。
最後は寒い、寒いと言い。
暖房を強くし、電気毛布を敷き、電気カーペットで
温まり。
だのに今は霊安室に居ます。
ドライアイスを当てられ、冷蔵庫の中に居ます。
明日、冷蔵庫から出られる。
体が無くなり、自由になれるよ。
お父さん…明日、自由になれるから。
父が亡くなり、その瞬間から統合失調症の弟の様子がおかしくなりました。
その瞬間から、まるで世帯主になったかのように威張り始めました。
全く言うことを聞かなくなった。
反抗的になった、顔つきが変わった。
父の死を悲しむというより、自由になった、もう誰にも束縛されない。
そんな喜びさえ感じました。
お酒も煙草も病院から止められている。
だのに、あれもダメ これもダメ!なんなんだよ!とキレ始めました。
事前にケースワーカーさんに相談していたので、父の死により急変した態度、家族の言うことなど聞かなくなった事、手に負えない事を電話で伝えました。
本人納得が原則ですが、騙して連れて来てくれれば何とかして入院させますと言ってくださったので連れて行きました。
今まで院長先生の前では緊張し、借りてきた猫のようだった弟。
「院長先生〜!俺、酒飲まないと眠れないんすよ〜!」と嬉しそうに訴える弟。
酒はやめなさい、煙草もなめなさい。
3ヶ月入院、その後グループホーム、私の言う事を聞きなさい。
そう言われて固まる弟。
「は、はい…」
本人納得で入院、お試し宿泊も病院から。
ひと目で、父の居なくなった家庭では生活は無理だと判断した院長先生はプロですね。
私は、父が居なくなり、弟も離れ、母が82才にして初めての一人暮らし。
父の手続き、弟の入院、役所などの手続き。
もう全てが夢なんじゃないかと思う事があります。
チムリンに会いたい。
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