神さまからの贈り物~言葉のはなし | ことのはの物語

ことのはの物語

ふっと浮かんだメッセージのようなことのはの物語、綴ってます。

【神さまからの贈り物】

~言葉のはなし~

 

ある日

 

神さまは

 

 

人をかたちづくって

地上に住まわせることにされました。

 

そうして人たちを

地上におくるときに

 

神さまは

贈り物だと

綺麗な箱を

だしてこれました。

 

ふたを開けると

 

中には

光がいっぱい溢れてきらきら

わいわいがやがやと

おしゃべりしていました。

 

光の子供たちです。

 

 

光の子供たちには

それぞれ名前があります。

 

 

「僕は勇気」

「私は愛」

「私は希望」

「僕は知恵」

「僕は好奇心」

「私はやさしさ」

 

 

神さまからは箱の中から

光の子供たちをそっとだして

人たちに贈りました。

 

 

人たちは一つずつ

光の子供たちを受け取って

地上に降り立ちました。

 

 

しばらくして

神さまが地上を

のぞいてみられたら、

 

 

人たちは

なぜかさみしそう

 

光の子たちは

どうしているかとみてみると

 

 

人たちの中に一つずつ

ちゃんといるんだけれど

 

やさしさの光の子を

持っている人には

勇気がなくて

動けない。

 

 

勇気の光の子を

持っている人は

愛がなくて

さみしく思っている。

 

 

みんなそれぞれ最初に受け取った

光の子供たちしかもっていない

 

 

だからそれぞれが一人ぼっち

 

神さまが白いおひげをなでながら

 

どうしたものか?と

 

考えていたら

 

箱の中に残っていた

 

小さな小さな光の子が

 

いいました。

 

 

「神さま

 

僕が地上に行きましょう。

 

そうして僕が

 

愛を持っている人が

まわりのみんなに愛を伝えることを

 

勇気を持っている人が

まわりのみんなに勇気を伝えることを

 

希望を持っている人が

まわりのみんなに希望を伝えることを

 

僕が手伝います。

 

 

僕の名は言葉

 

 

愛を知っている人が

愛を知らなかった人に

 

勇気を知っている人が

勇気を知らなかった人に

 

希望を知っている人が

希望を知らなかった人に

 

 

 

僕をとおして

 

 

愛や勇気や希望が

人たちの中に広がっていくために

 

 

僕が地上に行きましょう」

 

 

 

 

そうして

 

言葉は人たちの中にやってきて

 

 

 

言葉を通して

 

 

人は愛を知るようになり

 

 勇気を知るようになり

 

 希望を知るようになりました。

 

 

それは人から人へ伝わって

 

いまでは

多くの人がそれを知るように

なりました。

 

 

言葉は

 

神さまからの

贈り物の

光の子どもたちを

最初に持っていた人たちが

 

まだそれを知らない人たちに

伝えるため

 

神さまが

人のために

贈ってくださった

 

最後の小さな小さな

 

でもとても

 

素晴らしい

 

光の子

 

 

 

どうかあなたの使う言葉


光の子としての役割を

思い出して

 つかってあげてくださいね。

 

 

小さな小さな光の子の

言葉は

 

人たちの中に

 

愛を伝えたい

勇気を伝えたい

希望を伝えたい

 

と願って

この地上に

降りてきてくれたのだから