歳時記とは?
季語や五・七・五(十七音)を主とした
定型を基本とする日本の俳句に
一度は触れたことのある方は
多いかと思います。
「歳時記(さいじき)」とは、
「俳句の季語を集め、分類し解説を加えて
例句と合わせて載せた書」という意味で、
「年中行事を記したもの」
「四季折々のことがらをしるしたもの」
なのです。
俳句を詠む際の手引き書
となっていたのですね。
「歳時」は
「一年の四季折々」
「年中行事」のこと
例えば1月はお正月や成人の日、
2月は節分、3月はひな祭りなど、
祝日以外にもある年中行事のこと
を言います。
「記」は「かきつけ」や「しるし」
(文字を書くこと)という意味
現代では歳時記の意味するところは
幅広くなり、デパートのパンフレットや
様々な地域で手に入れることができる
情報誌なども「歳時記」
と呼ぶことがあります。
元々、歳時記は太陰太陽暦(旧暦)
を基にした年中行事や四季の事物を
まとめた物とお伝えしましたね。
*歳時記・・・「歳事記」とも記します。
旧暦に基づいている歳時記ですので、
現代の生活の中で感じる季節とは
少しだけ時期が異なるように
感じることがあります。
二十四節気(にじゅうよんせっき)や
七十二候(しちじゅうにこう)などの言葉を
聞いたことはありますでしょうか?
これは元々、中国で作られた暦で
農作業の目安として利用されていました。
その風習が日本でも取り入れられ、
長らく根付いたものなのです。
二十四節気が作られた頃の中国では、
現代の日本の気候と異なるため
二十四節気と実際の季節感に
ズレが生じるといわれています。
6月は水無月(ミナヅキ)という
和名が付けられていますね。
<6月の和菓子・水無月>
「水の無い月」と解釈する説と
「水の月」と「無」を当て字として
解釈する説とがあります。
旧暦の6月は現代の7月ごろ、
もしかすると梅雨が明け
「水の無い月」
で水無月だったのではと
思い描いておりました。
こんな風に毎日の生活の中で
移り変わりゆく季節を味わいながら
少しでも心豊かな生き方が
できるようになればと思います。
四季を感じることができる日本と
歳時記に触れて日常生活を
もっと楽しみたいですね。
これから暑さが増し
体調を崩しやすくなる時期
どうぞお身体を大切に
お過ごしください。
最後までご拝読いただき
ありがとうございました。
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