座員数の増加により
二劇団になったスーパー兄弟
大きい劇場に乗った時には
二座合同の公演となる
本来の迫力ある重厚なお芝居と
豪華絢爛のショーが観られるのは
やはり 合同公演であり
舞台も大きく 長い花道もある
明石ほんまち三白館だからこそ
見応えのあるお芝居が期待できる
スーパー兄弟
芝居
「以蔵」〜君が為尽くす命は〜
脚本 坪田塁
演出 龍美麗
このお芝居は関西初出し
口上挨拶で 三代目から
著作権の問題?があって
関西ではできなかったとか‥
題名の通り
岡田以蔵が主役
岡田以蔵は
土佐藩の郷士で 幕末の四台人斬りの1人
類まれなる剣術の腕を買われ
武市半平太率いる土佐勤王党に入り
天誅と称した暗殺を繰り返すが
勝海舟の用心棒となるが 捉えられ
拷問の末
武市半平太に毒殺されかかる
が‥
お芝居は
拷問の場面からスタートし
いろいろな展開があって
再び 拷問の場面で終了
その人斬り以蔵と
貧しい暮らしと姉の病のため
飲み屋で健気に働く娘おりんとの
恋愛を絡めて
客層の大部分である女性受けする
脚本だった
これだけの濃い内容を
約1時間半でまとめるのは
やはりプロ
岡田以蔵の辞世の句が
ラストに語られ(サブタイトル)
女性客の感動の涙を誘っていた
加えて
大衆演劇の芝居と舞台を知り尽くし
幕前や花道 照明を効果的に使いながら
間延びさせることなく
グイグイと展開させていく
美麗さんの演出力も
改めてすごいと思った
岡田以蔵といえば
大河ドラマ「龍馬伝」の
佐藤健の
イメージが強いけれど
本当の岡田以蔵は
大柄で逞しい体格だったとか
ならば 美麗さんの岡田以蔵は
まさにその通りかも
183センチの長身
筋トレで鍛え抜かれた身体
自毛で演じた 岡田以蔵だった
壮絶な拷問を受けながら
武市半平太の差し入れされた
毒入りの握り飯を食らい
血糊を吐くシーンは🩸
めちゃくちゃシュールで
息を呑んだ
(なんで差し入れ?)
(いつ口の中に血糊を仕込んだんだろう?)
勝海舟の 三代目南條たかし
武市半平太の 一城風馬
飲み屋の女将の かつき夢二
も さすがの風格があり
お芝居のレベルを盛り立ていた
ショー①
まずは 今日の主役
龍美麗さんのシリーズ
酷暑だけど9月
一応 彼岸花の季節
劇龍のメンバーによる 群舞
これが絵になるのは
龍美麗だからこそ
国宝級👏
ブーツ👢に注目してしまう
ショー②に続く