5月21日(火)


劇団美鳳を観るのは

4回目


1.2回目は 2021年 6月

鈴なり座での公演


3回目は

新風プロジェクトを観に

東京に遠征した時

劇団暁 劇団朱光 劇団美鳳

三劇団の合同公演でした


今月 すでに後半戦 

遅ればせながらの観劇です



尼崎遊楽館


劇団美鳳

一城悟祭り


芝居 「喜造の最後」


先日の劇団大川に引き続いて

今日も 国定忠治のお芝居でした



喜造      一城悟

(元は国定忠治の子分 

今は堅気になり十手捕縄を授かる身)

おかね     一城静香

(喜造の嫁)

おかねの兄  林京助

三下鉄三     紫城輝也 

国定忠治    紫鳳友也

子分 市川恋丸 紫鳳花道



私 かなりの声フェチで

低音ボイスに ときめくタイプです


林京助座長

紫友也座長 

ウーン いい声ラブ


劇団美鳳

実力ある劇団です


アドリブなし オチャラケなし

緊張感 重厚感 直球勝負

正統派のお芝居で

見応えがありました



さて

このお芝居について ですけど


国定忠治に受けた恩義に報いるため

国定忠治を助けるため

引き止めようとする嫁を切り殺し

「民百姓のために 立ち上がって欲しい」

と、国定忠治に懇願

最期は 自害する喜造



ん?

親分を助けるために 嫁を殺す ?


大衆演劇の定番

「吉良仁吉」も同じですが

(嫁本人が旦那のために自害)


一昔前は 美談だった

義理人情


しかし 今 これに

心から共感できる人が

どれだけいるのだろう?と

思ったりします

(特に女性)


男社会の大衆演劇の世界

演じている役者さんたちは

幼い頃から 当たり前のように

このような義理人情の価値観が

刷り込まれているので

違和感はないでしょうが


観客は 目の前で繰り広げられる

役者さんの熱演に感動

しているものの


芝居の表したいもの(義理人情 忠義)を

どれだけ理解 共感しているのか?

常々 疑問に思います



言い換えれば

大衆演劇の芝居を媒体にして


昔の日本🇯🇵は

こういう価値観だったことを

知る機会だと思えば

良いのかもしれないですけど



ショー


本日の主役

副座長 一城悟

背景幕も

一城悟 仕様



花形 紫城輝也



市川恋丸






林京助座長





座長 紫鳳智也



紫鳳花道

初見の花道くんに 目が釘付け

10代にしてこの色っぽさ 

さすがサラブレッド🐎 劇団の未来


挑んでくるかのような目力で

魅力的


一城静香









女形向きの体 顔立ちの副座長

フリフリは必須❤️





ああ 関東の劇団だなあ

と思ったのは


やはり 

口上挨拶


流れるような業務連絡だけで

その他のトークなどは

ありませんでした



劇団員の紹介や

お芝居の解説なども

聴きたいところ



本来 関西の女性は世話焼きなので


口上挨拶やラストショー後の

こぼれ話や 

人間味を感じるエピソードなどから


役者さんに親しみを覚えて

応援しようと思うもの



これまで 関東系の劇団で

関西のお客さんに支持された劇団は

そういったトークに

長けていたところだったように

思うのですが


どんなもんでしょうね