七回目のWWOOF。憧れの日本人ホスト、デシャーデンゆかりさん宅へ。
忙しかったけれど、山ほどゆかりさんとしゃべって、露天風呂に入り、貴重な日本語の本をチェックしまくった、キラキラしていた滞在。都合で３日間だけの滞在。
お仕事は：
レモン・オレンジ絞り、コンポスト作り、水やり、ご飯準備のお手伝い、家の掃除、パン作り、共同購入を取りまとめている和食材の卸値チェックなど、いろいろバラエティのある仕事をしました。
お仕事について：
コンポスト作りのお手伝いはとても面白かったです。バイオダイナミックの考え方も取り入れているとかで、とても不思議に引き込まれるものがありました。
キッチンスクラップで作るタイプのコンポストではなく、庭のあちこちから素材を採ってきて作りました。
残念ながら何を入れたか、メモが行方不明ですが。わくわく楽しかった気持ちだけ残ってます。たしかコンフリーとか、特別に作ったネトルのコンポスティーとか入れていた気がします。なんだか見た目ステキでした。
最後にコンポストのふたに、毎回呪文のようにReduce, Reuse, Recycle, Regenerateと書くのが恒例だそうで。
本当に、なんとも魔法のお料理みたいでした。
▼こちらは、２台あったコンポスト容器のもう片方。ほぼ出来上がりのコンポストです。
訪れた理由：
日本にいたときからネットの情報や書籍などで見かけていたデジャーデンゆかりさん。2008年末に始めてトライしたWWOOF予約の際に、最初に電話したところ。やっぱり行きたいな、と思い切って行ってみることに。
ありがたいことにそれまで、英語力不足に"非常に"苦労することはなかったけど、（あ、強いて言えば２件目のDerby滞在初期に少々。でもその後多国籍化してあまり気にならなくなった。）こちらで滞在するなかで；日本語同士だと逆に３倍くらいの情報量を詰められてる気がしました。ずっとしゃべってた訳ではないけれど、話せるときは話し倒して、みっちり詰まった３日間だったように感じました。
素敵なフランス人のカップルWWOOFerも一緒に滞在していました。
生活リズム：
朝８時頃朝ご飯。午前中のお仕事をして、昼ごはんから休憩が３時くらいまで。また夕方までお仕事。
休憩時間はゆかりさんの充実した本棚で物色したいろんな本を読んで過ごしました。次にいつ日本語の面白そうな本に出会えるか知れないので、必死こいて読みました。初めてローフードに興味を持ち、どこかで試そうとレシピをメモしたり。
お家：
小高い丘の斜面にあるお家。24時間の露天風呂が！夜は見ながら、朝は朝日を見ながら入りました。
たったの２泊でしたが、ゆかりさんとお風呂に入っていっぱい話したり。それは、忘れられないひとときでした。
敷地内には、様々な食べられる植物が植わっていて、それでいてお花があちこちに咲いていて、とても素敵でした。魔法の庭みたいでした。背の高いバナナやポーポーがそこここに植わり、サツマイモが果樹の下でグラウンドカバーをし、家に近いあたりはハーブスパイラル、日常に使うお野菜のガーデンベッドが。ご自身がパーマカルチャーのワークショップ資料にと作られた、手書きのガーデンマップのようなものをいただきました。
パーマカルチャーの本で、読んで知ってた気はするけど、実際にガーデンで目の前のゆかりさんから、
植栽の配置の工夫で風を集め、それが微気候を作り出すことで、より広い気候帯の作物を育てることができるのだと聞いたときは、本当にわくわくしました。魔法ってあるんだって。
▼和な食卓☆
ホストのゆかりさん：
笑顔が素敵でキラキラしてて、でも母して妻して自分を生きて、朝から晩まで忙しいゆかりさんのエネルギッシュさがドコからくるのか、いつも不思議でした。魔法が使える人なんじゃないかと。
ゆかりさんを通して興味を持ったことは、ローフード、トランジション、バイオダイナミック、などいろいろでした。もっと色々お話ししたくて、絶対また戻ってこよう！と、離れる前にシッカリ次回"８月にまたお願いします"と予約しました。
▼滞在最後の日はEudloの町でマーケットがある日で、お部屋の掃除片付け後、皆で見に行きました。
ゆかりさんがEudloで始めたトランジションタウンのブース。とローカルホール内の出店の様子。
※デジャーデンゆかりさんは2010年８月末にお亡くなりになりました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
関連記事:2回目の滞在