久々に二夜連続のオペラ鑑賞をして


やっぱりオペラが好きだなぁと、改めて実感きました。


イタリア旅行の時は、一週間に五公演を観て楽しんでいました。


色んな作品を聴けることはいいことです。


そんな中、今回感じたこと


それは


ベルカントオペラが、日本には馴染み浅いこと。


でも、実際イタリア旅行の時でも、ベルカントは


ベッリーニ『海賊』、ドニゼッティ『ルチア』、『ドン パスクワーレ』、ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』


の3作品のみ


あとは、ヴェルディ、プッチーニが大半。



そう考えると、日本にベルカントオペラが公演されるのも少ないかと思われます。


なんだか寂しい。



今、自分は毎日『ノルマ』を聴いてます。


やっぱりいいオペラですよ。


日曜に予定がなかったら、もう一度聴きたいと思いましたから💦


でも実際、客席は空席が目立っていて、勿体ないなぁという感じ。


安い席である5階席は満員。


2階席、一階席のサイドはかなり空いてました。


もっとベルカントオペラの魅力を伝えられたらいいのになと思います。




例えば、スノボーの話。


プロの技、半端ないですよね。


何回転してるのか、分からないぐらい。


同じ人間がやっているの!?


となります。


同じように、ベルカントオペラの声楽の技術たるよ


真似のしようがない、卓越したものであります。


その離れ技を、見てから判断してもらいたいんですよね。



ここまでベルカントオペラ推しできましたが、一般受けしづらい理由もあります。


それは、物語の展開が著しく遅い💦



例えば『トスカ』をベルカント式に作ったら、5時間はかかるでしょうか!?


プッチーニが受ける理由は、物語が分かりやすく頭に入りやすい。


正にこれなんですよね。


その反面、聴かせる歌の量が少ないために、声楽を堪能しようと思うと物足りない。


そう考えると、2人の中間に位置するヴェルディの作品は両方充実しているとも言える。


特に、前期3作品


『リゴレット』『トロヴァトーレ』『椿姫』


あえて加えて『エルナーニ』


これらはイタリア声楽と物語の両方を楽しめる気がします。


イタリアでオペラを聴いて、度肝を抜かされたのはトリノ王立歌劇場『ルチア』でした。


こんな演奏するの!?


日本では絶対聴けない!


その興奮から、本場イタリアのベルカントオペラにハマりました。


『ノルマ』はベルカントオペラの最高傑作と言われていますが


なんと言っても超越したソプラノとメゾソプラノの2人が必要なこと。


この二重唱に匹敵する作品があるでしょうか!?



次はいつ『ノルマ』が聴けるかな。


フランチェスカも脇園さんも同い年という事で、2人がこれから色んな歌劇場で活躍するんだろうなと思います。


イタリアで再び聴くことができたら幸せだなぁ。



最後に、気になるテノール歌手マルセロ アルバレス


どうせなら『アンドレアシェニエ』、『西部の娘』あたりを聴きたい。


『西部の娘』はミラノまで行って聴こうと思ったのに代役でしたからね💦


やっぱりオペラはいいですね!