これは現実なのか、夢なのか。
過去3回に渡るイタリア、ヨーロッパ旅行にて、アルバレスを聴きにいったものの全て代役、及び降板。
さすがに昨日の夜はトラウマになってしまって、アルバレスの関連サイトを調べて
日本にいるよな、キャンセルの予定ではないことを1時間置きに確認して💦
開場時間になっても劇場には入らず、恐る恐る本日のキャスト表を見て
アルバレスの名前を確認しました(^◇^;)
変な緊張を感じながら、開幕。
アルバレスが登場。
大好きな「Recondita armonia 」が歌われました。
YouTubeなどで観た過去の、豊富な声量はなかったかもしれませんが、フレージングは見事だし、綺麗に音を当てる所は変わらず素晴らしかった。
遂に、アルバレスの声を聴くことができました😭
感情を乗せて歌う部分がとても好きで、幾度も💿で聴きました。
未だ夢見気分であります。
スカルピアを歌ったマエストリも素晴らしかった!
スカルピアは悪が強く、癖のある声であることが絶対条件。
声がはまっていて、感情移入できました。
トスカを歌ったSiri
この2人の演奏に比べて、少し表現力の幅が狭い💦
Siriがどんな演奏だったかなぁと過去のオペラ記事を読みました。
プッチーニのマノン、スカラ座で聴いてますが、同じ事を言ってました(^◇^;)
声そのものはトスカという感じがありますが、少し一辺倒な気がしました。
そこら辺はグレギーナも同じ所があります。
しかし、グレギーナはアリアで聴衆を引き込むオーラがあるんですよね。
何度もやられました💦
指揮をしたリーニフ
女性指揮者だからこそ、トスカの感情に共感できる所があるのか
今までに聴いた事ないトスカの繊細な一面が表現されていたように思えます。
Siriにはガッカリさせられましたが
これなら感動間違いない筈なのに
イマイチ感動できなかった。
それは
演出がしょぼすぎる(T . T)
これは、学芸会レベルです。
低予算オペラとして、海外公演したのは分かるのですが、限度がある
演出なら、新国立劇場の『トスカ』の方が遥かにいい。
音響部分で東京文化会館には及びませんが💦
また、ローマ歌劇場の『トスカ』を観てしまったことで
今回の足りない部分が露呈されてしまいました。
ローマとボローニャを比較すると
ローマ歌劇場 ボローニャ歌劇場
トスカ
ヨンチェヴァ > Siri
カヴァラドッシ
グリゴーロ 🟰 アルバレス
スカルピア
< マエストリ
オーケストラ
>
演出
>
特に演出に関してはダブルスコアでローマです。
ローマ歌劇場公演を観てなかったらきっと感動できたかと思います💦
グリゴーロとアルバレスに関しては
それぞれの持ち味が発揮されたと思います。
ただ全体として、アルバレスの表現の方が好みでした。
ボローニャ歌劇場
とても応援している歌劇場の一つ。
演奏面に関しては申し分ないので、これを活かした作品を持ってきて欲しいと思います。
そしてアルバレス
やっと会えた。
公演終わり、出待ちをしようか悩みながら上野駅をふらついていました。
次にどこで会えるか分からないけど、まだまだ活躍できるテノールの一人だと思うので、次の機会に✍️を貰いに行こうかと思います。
ボローニャ歌劇場
2公演を聴きましたが
順番間違えたかな。
最後に『ノルマ』が聴きたかった。
『トスカ』も素晴らしい音楽だけど、今の自分には『ノルマ』の方が響きます。
正直、明日仕事終わりに『ノルマ』を聴きたいぐらいです。
とは言え、今年最後のオペラ鑑賞を
念願のアルバレスで達成できたことは嬉しい限りです。
オペラ
年に数回は見ないと気が済みませんねぇ💦
最後に、オペラ観るなら東京文化会館
やっぱりこのホールは素晴らしい!!