小学生の頃から習字を習っていた。


しかし、やんちゃな私は全然集中せずだらだらと遊びながら書いていた。


当然、何枚書いてもうまくいくはずがない。


1時間45分、おしゃべりしたり落書きしたりしながらだらだらと書き続ける。


でも、お母さんが迎えに来る15分前になると必ずスイッチが入った。


突然ものすごい集中力を発揮し出し、清書となるのが書けた。


習字の先生からはいつも「さなみちゃんは残り15分の集中力はすごいのに・・・(=なんで最初から集中しないの??)」と言われた。


この癖は多分、一生私についてまわるんだと思う。


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今日はちょっとテイストを変えて、今の心境について書きます。


最近の心境を一言で表すと「焦り」です。


最近、ものすごく留学の残り時間を意識しています。


あと3カ月しかない。


もう留学期間の3分の2が過ぎた。


なのに英語はまだまだ満足できるレベルに達していない。


授業でも、フリスビーの練習中でも、聞き取れないことがたくさんある。


あと3カ月でほんとに伸びるのか?満足できる英語力が得られるのか?


日本に帰国して「アメリカに留学した」と言ったら、みんなは流暢な英語を期待するだろう。


でも実際は「留学してた」なんて言えないようなレベル。


だから今、もっと話さなきゃ、もっともっと英語をいっぱい使っていっぱい間違えていっぱい直してもらっていっぱい吸収しなきゃ!!っていう思いがあります。


そして、友達との関係も同じ。


今まで、英語にあんまり自信がもてない+もともとの性格的なことが理由で、なかなかOut goingになれなかった。


どうしてもShyで臆病になりがちで、人に自分から声をかけられなかったり、人と目が合うのを恐れたりしていた。


だから人間関係がなかなか深まらなかった。


それに対しても今、焦りがある。


このままでいいのか、今しか一緒に過ごせない友達と、このままで終わっていいのか?


と考えると、答えはNo・・・


もう臆病になっている時間はない。


私の留学の目的、それは自分を変えることだった。


人間関係に臆病な自分を卒業したい。


「きっとアメリカ人はみんなOut goingだから、自分もアメリカに行けばきっとOut goingになれる」


そんな期待があった。


でも、留学生活を通してわかった。


自分を変えることはそんなに甘くない。環境に頼ってはいけない。


自分が変わろうとしなければ環境は自分を変えてくれない。


このままでいいのか、私?!


そんな焦りが今、私を変えつつあると思う。


今まで遠慮して言わなかったことを言ってみる。


今まであまり話せなかった子に自分から話しかけてみる。


話についていけなかったら正直に「わかんなかった」と言ってもう一度言ってもらってしっかり会話する。


こんな風に自分の態度が少しずつ変わってきた。


それに伴って、友達との間にこれまで以上の関係を積み上げ始められている気がする。



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それで習字のことを思い出しました。


今、「残り15分」のスイッチが入った。


残り3カ月、きっとあっという間に過ぎてしまう。


長年の夢だった留学、今しかないこの時間、あとで後悔したくない。


あと3カ月でやりたいこと全部やりたい。


1日1日を全力で生きたい。


友達と正面から向き合いたい。


今そんな心境です。


私は自分の「残り15分の底力」を信じます。