明後日は通院日 | 紗奈

紗奈

急性骨髄性白血病(M7)を発症し1年3か月の闘病の末天国へ旅立った娘を持つ母親の患者家族としての記録

にゃんを亡くしてすっかりうつ状態になってしまっているけれど多かれ少なかれ大切な人を喪えばそんな状態になるんじゃないかと思う

 

比較的元気に過ごしている人もいるだろうし、私よりももっとひどく日常生活もままならない人もいるだろう

 

私はたまたま持病があり元々通院していたから眠れなければ睡眠薬、落ち込めば抗うつ剤とポンポン出されているだけだ

 

それでも何もしないよりは楽になっていると思う

 

薬を飲み忘れでもすると胸の奥から湧き上がってくる黒いものに押しつぶされるようで呼吸もまともにできず涙も出ないほど苦しむことになる

 

薬のおかげで人様から見れば普通の状態でいられているのはわかっている

 

あなたは弱すぎる、世の中に甘えていると言われたけれど否定はしない

 

ただ弱くても薬にすがっても生きていくしかない

 

読んでいて不快だったら読みに来ないほうがいいと思う

 

私がここで心の内を吐露するのも自由だしあなた方が読まない自由もある

 

決して不快にさせたくて書いているわけではないことはわかってほしいと思う

 

 

 

 

 

 

にゃんの遺骨を手の中で温めながら思い出したことがある

 

遺骨をどうするか考えていた

 

散骨するかペンダントにするか手元供養するか

 

にゃんが残してくれたお金があったからにゃんのために使おうとダイヤモンドに加工してもらうことも考えていた

 

散骨はお墓を用意するよりはるかに安かったし、にゃんも窮屈な場所にいるより自然の中へ還っていけるかなと考えたけれどそばに何も残らないのは寂しいなと

 

ペンダントはいつも母親の身につけられてるのも窮屈がりそうだし

 

ダイヤモンドはあまりの高温でDNAが残らないと聞いて、にゃんじゃなくなってしまっては意味がないなと思い

 

 

結局喉仏だけ手元供養の骨壺に入れ納骨堂の権利を購入し納骨した

 

 

手元にいるから納骨堂へはほとんど行くことがない

 

納骨の日と一周忌に行ったくらいだ

 

お彼岸もお盆も準備はするけれどお迎えにはいかない

 

常に我が家にいると思っている

 

にゃんはここにいると思ったり、もう何もないんだと思ったり

 

まだまだ心は忙しい