必死に午前中仕事をしてから、

何も考えられなくなった頭で

フラフラ待ち合わせ場所に向かうと

相手はスッキリした笑顔で待っていた。

彼は一仕事終えて時間があったので

サウナに行って「超整った」らしい。


オフィスを持たない彼の働き方は、

私にはとても自由に映る。

自由な分大変なことも、

とても多いのだろうけど。


当然のように手を取られて歩く。

徒歩3分で、いつものお店に到着。

カウンター席に座れて喜ぶ彼と、

まずは乾杯して昼飲みスタート。


おつまみは定番となった、

決まったものをいくつか。

お酒は焼酎を割って飲む,

炭酸飲料。


彼が頼む食べ物は、たんぱく質が多め。

聞いてみたら1日の摂取量を

一般的に言われている量の

倍を目安にしているそう。

その体型を維持するには、

食事とトレーニングが

やっぱりマストなのね。

(普段ダラダラしている私には

耳が痛い笑)


ふざけながらカウンターの下で

足を触りまくってくる感じとか、

なんだかいたずらしてくる

人懐こい大型犬にしか見えないからか、

この人にされる分には全然平気。

(他の人にされたら速攻帰る凝視


「大きなワンちゃんみたいだよね」

「bowwow」

鳴き声と、いたずらっぽい

ニヤリとした笑顔。

黙っていれば落ち着いて

隙がない人に見えるのに、

こういうところが

年よりずいぶん幼く見える。


「さなは猫みたいだよね」

「そう?」

「うん、絶対猫系。オレ達、犬と猫だね」

「私この間、

チワワに似てるって言われたよ。

似てるかな?」

「誰に(言われたの)。男?」

こういう時わかりやすくムッとするのは

以前と変わらない。

異性から言われたことを

私がわざわざ話すわけないのにね。

(以前は男性がいる場所に行く時は

例え一対一ではなくても

逐一教えてほしいと言われて

困惑したこともある、

かなりの束縛系男子でした)

「年上の綺麗な女性だよ」

「ふ〜ん?さなは間違いなく猫だよ」

「ふ〜ん?」


夏の家族旅行はそれぞれどこに行くとか、

他愛もない話を色々と。

一緒にいると

とにかく居心地が良すぎて

リラックスしてしまう。

あり得ないくらい少しのアルコールで

なんとまたしても、

酔いがまわってふらふらに。

(居心地が良すぎるのも考えもの真顔


夕方から会食がある彼に、

絶対にこれ使って帰りなと

お金を握らされ、どうにか帰宅。


帰る頃にはすっかり元気になり、

無事何事もなかったかのように

日常に戻りましたにっこり



今の2人の関係性は、

正直よくわからない。

だけど

自分の直感は当たると言う彼と、

直感でしか行動していない私が

初めて会った時から

お互い何かしらを感じたんだから、

またそのうちにデートする未来も

あるのかもしれませんにっこり

(酒癖が悪すぎるから、

愛想をつかされたかもしれません笑)





おわり