自然と出来てしまうこと《中心星》
小池さんの命式解説書の3回目は、
《通変星》から、
才能を読み解いていきたいと思います。
才能とは、
「野球ができる」とか、
「ピアノが上手」とか、
わかりやすいものばかりではありません。
自分にとって、当たり前にできることは、
自分の得意なこととして、
認識できている人はすくないかもしれません。
自分にとって当たり前にできることは、
他人も同じようにできると思いがちになるからです。
「こんなこともできないのか」
と叱責する場面に出くわすことがあるかもしれませんが、
自分にとって当たり前にできることは、
《才能》であって、
逆に、相手が当たり前にできることは、
「私にはできないこと」かもしれません。
その違いを知ることで、
お互いの才能を活かせる環境になるのではないか、
と願っています。
このブログでは、
小池さんの政治的ことを考察することを目的にしていません。
命式からこんなこともわかるのか、
と感じ取っていただければ、
幸いです。
また、今回も命式解説書の体裁で
書いていこうと思います。
※四柱推命には、多くの流派があり、
命式も言葉の解釈も、流派によって捉え方も違ってきます。
あらかじめご了承ください。
【お知らせ】
ココナラにて、
命式解説書(鑑定書)を作成いたします。
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鑑定書の文面は、
このブログを参考にしていただければ、
と思います。
小池さんの通変星は?
通変星を分けると、
自我の星《比肩》が一つ、
表現の星《傷官》が一つ、
財の星《正財》が二つ、
知性の星《印綬》が一つ。
中心星は、《正財》です。
年柱・通変星は、「第一印象」
★年柱・通変星 比肩
《比肩》は、「自分自身」という意味を持つ星。独立心や自尊心が強く自分の力で人生を切り拓いていこうとするタイプです。自信に満ちた振る舞いは、堂々とした印象を周りの人に与え、憧れの存在だといえるでしょう。
マイペースで、頑固なところがあり、基本、人の意見は聞かないかも。周りの力を借りずに、自分の力で生き抜いて生きたからこそ、周りにも自分と同じ、高いレベルを求める傾向があります。
一匹狼なところがある《比肩》ですが、仲間だと認めた人に対しては、とても大切にします。仲間には、対等な関係を望み、相手の地位や上下関係によって、態度を変えることはありません。あくまで、一人の人間として、その人の能力や内面を大切に付き合いたいと思っています。
年柱・蔵干通変星は、
「天から与えられたもの」
「親や先祖から受け継いだもの」
★年柱・蔵干通変星 傷官
鋭い知性と感性に恵まれ、完成度の高いものを作り出せる人。聡明でとてもシャープな頭脳をもち、本質を見抜くセンスがあります。美意識が高く、絵画や音楽など、美しく文化的なものが好きでしょう。
頭の回転が早く、論理的な思考で問題を処理することができます。美人の代名詞と言われる《傷官》。弁がたち、相手の痛いところにズバッと切り込むので、男性を傷つけてしまうこともあるかもしれません。
そんな頭のキレる《傷官》の女性ですが、自身も繊細で傷つきやすく、自分の価値観を否定されると攻撃に転じやすいところがあります。自分を理解し、支えてくれる人の存在が必要。ゆっくり落ち着いた時間を過ごしましょう。心身共に回復することができると、持ち前のクリエイティブな才能を発揮しやすくなり、人や社会のために活かすことで、人生が好転するでしょう。
月柱・蔵干通変星は、
「自然と出来てしまうこと」「適職」
★月柱・蔵干通変星 正財
真面目で堅実。努力をいとわない頑張り屋さん。裏表ない誠実な態度で、周りの人からの信頼を集める人です。堅実にコツコツと積み重ねていくことが得意で、時間の経過とともに信頼する人が増えることでしょう。ただ、いつも、正財の意見は正しく、努力で成功してきたからこそ、周囲にも過度な期待をすることもあるかもしれません。
《正財》は、本来、「心遣いのプロ」といわれるほど、相手のためを思って、いろいろ気を使うことができるとても親切な人です。相手に寄り添う姿勢は、相手との距離を縮め、安心感をあたえます。理性的で自己コントロールができる頑張り屋さんですが、たまには、肩の力を抜いて、息抜きをしたり、周りの人を頼りましょう。頼られた相手からすると、信頼を集める《正財》に頼られることは、とても喜ばしいことでしょう。
また、《正財》は財の星。お金をコツコツ貯めることも得意。冒険してお金を増やすよりも、仕事で得たお金をコツコツ貯めて財を成すほうが向いています。また、蓄えに余裕があると、安心して仕事に全力投球できます。
月柱・通変星は、「仕事のスタイル」
★月柱・通変星 正財
真面目で堅実に仕事に向き合います。実務での安定感が抜群で、コツコツ取り組める仕事で試行しやすいでしょう。
合理的な視点と挑戦する情熱を持ち、具体的な目標に向かって努力を重ねることができます。自分の能力を分析し、活躍できる分野を定めることで、頑張りが正当に評価できる環境で長く務めることが可能です。真面目な働きぶりは、組織の中でも、評価され、重宝がられることでしょう。長期的なプロジェクトでも、先を見据えて動けるので活躍できそう。逆に、変化が多い職場には、やや苦手かもしれません。
《正財》は財の星。お金の大切さを知っているため、貯蓄が得意。「お金」に真剣に取り組むことで、自然とお金が貯まっていくことでしょう。
※《正財》が2つある場合
《正財》の性質が強まるため、「財」との縁がより強くなります。それは、お金に触れる機会が増えるということ。チャンスが増えることはいいことですが、コントロールが難しくなることも。必要なものを見極めるちからを育むことが求められそう。
また、人付き合いに積極的な面や、人に頼られやすい性質も強まるので、人間関係の幅が広がるでしょう。
日柱・蔵干通変星は、
「持って生まれた本質的な性質」
★日柱・蔵干通変星 印綬
純粋に勉強を楽しめる人。興味や関心があるものに対して、純粋に学びを楽しみながら、知識を吸収していきます。時には、時間を忘れて読書に没頭することも。情報から物事を深く理解していく能力に長け、膨大な知識を自分の中に蓄積し活かしていきます。考えることは得意ですが、考えすぎるため、なかなか行動力が伴わないことも。夢中になって吸収した知識が誰かの役に立ち喜ばれた経験は、やや遅れがちな行動力を後押ししてくれるでしょう。先人から受け継いだ知恵や知識と向き合い、次の世代に受け継いでいく担い手になることが開運に繋がるでしょう。
しっかり者で、いつも神経が張り詰めている《印綬》。時には頭を空っぽにして、ボーっとする時間を作ってリフレッシュしましょう。
穏やかで優しい印象を与え、面倒の良さで、子どもや年下の人から好かれることも多い。親しい人には、つい尽くしてしまい、過保護になりがちになることもあります。
表現力の賜物
小池さんといえば、
「クールビズ」や、
コロナが流行したときには、
「3密」、「5つの小」、「ウイズコロナ」など、
数々の記憶に残るフレーズを生み出しています。
これも、
表現の星《傷官》を活かしているからなんでしょうね。
次回、小池さんの命式解説は、最終回。
《十二運星》と
《社会から求められる役割》を
読み解いていきたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。