1,000回ころんだ先。

 

それでも未だに目的をもって生きている。

 

転んでいる方のお役に少しでも立てればと思います。

 

さて、それでは本題に。

 

子供の頃、何度も父親から「お前はドブ川から拾ってきた。」と言われ、

 

父と祖父母・三人の妹との会社経営骨肉の争いで会社経営放棄されたことで生活が貧困に。

 

そのため進学は出来なかった。

 

正確に言えば奨学金などの手があったのだろうが、今と違い情報源が少なく教えてもらえなければ知る由もない時代。

 

もちろん、高1で早期に進学を諦めてしまったから誰も助けてくれるわけもないのだが。

 

父はその状況を利用して、自分がやりたい料理店経営のために料理人になるよう言ってきた。

 

祖父母に当時にしては高額な月50万円の生活費を渡しているにもかかわらず裏切られた父に同情の念を抱いていたので、

 

父を助けたいという思いのほうが強かったことも早期に進学を断念した理由なのかもしれない。

 

しかし、料理のセンスがなく、貯金して進学に切り替える努力をした。

 

その進学貯金は勝手に使われ、素人なのにパン屋を開業してしまう。

 

仕方なく手伝ったが上手く行かず、再興を約束して撤退。

 

所帯を持っても、常に貯金額を聞いてきてパン屋開業の話を持ち出してきた。

 

進学を断念した私に妹の進学のためにお金を借りてくれと頼んできたり、

 

同居のときは毎日のように「これは定食屋なら千円はするな」「これは1食5百円だな」と耳打ちされ、

 

農家に嫁いだ妹から「米を送ってきた。野菜を送ってきた。お前は何も送ってくれない。」と言われ、

 

私の子供が進学したことなどを話しているにもかかわらず、遮って妹の子供の話をしだす。

 

凄く極端な考えと極端な態度をとる父に嫌気がさしていた。

 

そんなとき、年始の挨拶に行くことを伝えると、親戚の葬儀などで疲れているから来なくていいと言われた。

 

様子を見に行こうとしたところ、妹家族の車が止まっており、私たち家族は除外されたことを知る。

 

そのときから疎遠になった。

 

とはいえ、数年もすると怒りは消え、何代も親子の絶縁を繰り返すのもどうかと考えた。

 

しかし、もう父親と息子だけの問題ではなくなっている。

 

私の家族にも色々と考えてしまう思いがある。

 

親族間のトラブルは複雑であり、一度こじれると元には戻りにくい。

 

その時代、その年齢、そのときの状況など、色々な要素が影響を与える。

 

周囲が思うほど単純ではない。