・第1帖・・・
高天原、おのころに神祇かみつまります
すめむつカムロギ、カムロミのミコトもちて
千万ちよろづの神祇かみたちを神集いに集い給い
神はかりにはかり給いて
下津岩根に真理みや柱二十ふと敷建て
高天原に千木高知りて
伊都の神宝の大御心のまにまに
千座ちくらの置座おきくらにおき足らはして
天地祝詞アメツチのりとの二十ふと祝詞言を宣
かく宣らば神祇かみはおのもおのも
岩戸を押し開きて
伊頭いづの千別きに千別き給いて聞し召さむ
かく聞し召してば、天あめの国うつし国共に
罪と言う罪はあらじと
科戸しなどの風の吹き放つことの如く
朝風夕風の吹き祓う如く、大つ辺に居る大船を
解き放ち艫ともとき放ちて
大海原に押し放つ事の如く
残る罪も穢もあらじと祓い給え清め給うことを
よしはらへ、あしはらえ給いて
弥栄の御代とこそ幸はえ給へ幸はえ給え
一二三四五六七八九十百千万歳万歳

  ・第2帖・・・
大君の勅みことに禊みそぎし今朝の太陽を吸う
日々の人の御用が神の御用と一致する様に
努力しなければなりません
一致すればうれし嬉しで
生活も何一つ足りないものが無くなって来るのです
食べ物が喜んで飛び込んで来るのです
着る物が着てくれと飛び込んで来るのです
住居も出来て来るのです
心のそれぞれも同様です

  ・第3帖・・・
伊豆幣帛いづぬさを都幣帛とぬさに結び岩戸ひらきてし
ウヨウヨしている霊カカリに
まだ騙されている人が多いでしょう
何と言えば分かるのでしょうか
奇跡を求めたり我よしのお蔭を求めたり
下級な動物の入れものとなっているので
囚われているから騙だまされるのです
霊媒の行いをよく見ればすぐに分かるでしょう
早く目覚めて下さい
因縁とは言っても可哀そうだから
くどく言って聞かせているのです
誠の道に帰って下さい
誠とは
〇一二三四五六七八九十と言ってあるでしょう
その裏には十九八七六五四三二一〇です
合わせて二十二です
二二が真理だと知らせてあるでしょう
二二が富士不二・普字と言ってあるでしょう
まだ分からないのですか

  ・第4帖・・・
豊栄に栄り出いでます大地(くに九二)の太神
大掃除が激しくなると世界の人は
みな仮死の状態になるのです
掃除が終わってから因縁のミタマだけを
神がつまみあげて息を吹き返して
ミロクの世の人にするのです
因縁のミタマには神の印しるしが付けてあります
仏教による人だけが救われると思ってはいけません
キリスト教による人だけが
救われると思ってはいけません
イスラムの神による人だけが
救われるのではないのです
その他諸々の神による人だけが
救われるのではないのです
何もかも皆みな救われるのです
生かすことが救う事になる場合と
殺す小呂すことが救う事になる場合があるのです

  ・第5帖・・・
岩戸開きみほぎの宝神宝奉らまし
月は赤くなるのです
日は黒くなるのです
空は血の色になるのです
水の流れも血の色です
人々は四つん這いとか逆立ちとか
のたうつ様に一時はなるのです
大地震、火の雨を降らせての大洗濯ですから
一人だけ逃げ様としても
神でも逃げる事は出来ないのです
天地が混ぜこぜになるのです
ひっくり返るのです

  ・第6帖・・・
白玉や赤玉青玉ささげまつりし
今までは白馬と赤馬と黒馬でありましたが
岩戸が開けたら
岩戸の中から黄の馬が飛び出して来るのです
「キ」が元ですと言ってあるでしょう
トドメの馬なのです、黄金の馬です
救いの馬なのです
この事は神界の秘密でしたが
時が来たので人に伝えるのです
今までは白馬に跨って救世主が現われたのですが
いよいよの救世主は黄金の馬
キ基の馬に乗って現われるのです

  ・第7帖・・・
太祝詞宣り宣り祈れば岩戸開けん
神は一時は仏とも現れたと言ってありましたが
仏ではもう治まらないのです
岩戸が開けたのですから
蓮華れんげではならないのです
人々も改心しなければ地の下に沈む事になるのです
神が沈めるのでは無いのです
人が自分で沈むのです
人の心によって明るい天国への道が暗く見え
暗い地の中への道が明るく見えるのです
珍しいことや珍しい人が現われて来るのです
ビックリしてひっくり返らないように
気をつけて下さい
目の玉が飛び出すのです
たとえ話では無いのです

  ・第8帖・・・
千引き岩今ぞ開けたり爽すがし富士はも
神は宇宙をつくり給わずと
言って聞かせてあるでしょう
このことを良く考えてよく理解して下さい
大切な別れ道であるのです
福祓いも併せて行わなければならない道理
光は中からです
岩戸は中から開かれるのです
ウシトラが開かれて
ウシトラコンジンが出現するのです
もう邪よこしまのものが住む
一寸の土地も無くなったのです

  ・第9帖・・・
新しき御代のはじめの辰の年
れ出でましかくれいし神
かくり世も顕うつし御国の一筋の
光の国と咲き初めにけり

  ・第10帖・・・
この巻は五葉の巻と言って下さい
四つの花が五つに咲くのであります
女松の五葉、男松の五葉と合わせて
十葉と成り鳴り笑み栄える仕組み
十と一の実り、二二と輝くのです
日本晴れが近づいたのです
なんと清々しい岩戸が開けです
国土を造り固めるために根本の大神がどうして
ヌ鉾ぬほこだけを与えたのかを知らなければ
岩戸開きの秘密は解けないのです
千引き岩戸を開くことについて神は
今まで何も語っていなかったのですが
時が巡り来てその秘密の一端を
この神示で知らせるのです
素盞鳴命の誠の姿が分からなければ
通基の世の事は分からないのです
神示をいくら読んでも肝心かなめの事が
分からなければ何もならないのです

  ・第11帖・・・
何もかも前に前に知らせてあるのに
人は先が見えないし
言葉の含みが理解出来ないので
取り違いばかりしているのです
国土くにつちの上は国土の神が治めるのです
世界の山も川も海も草木も動物虫けらも
みなこの神が道具に数で作ったのです
いよいよが来たのです
いよいよとは一四一四で、五と五です
十です、十一です
クニトコタチがクニヒロタチとなるのです
クニは黄であり 真ん中です
天は青であり、黄と青と和合して緑みどり
赤と和合して橙だいだいとなり
青と和合して紫となるのです
天上天下地下となり六色となり六変となり
六合くにとなるのです
さらに七となり八となり
白黒を加えて十となる仕組み
色霊いろたま結構にして下さい

  ・第12帖・・・
横の十の動きがクラゲナスタダヨエル
縦の十の動きがウマシアシカビヒコジです
十と十と交わり和合して百となり九十九と動くのです
過去も未来も霊界には無いのです
「今」があるだけなのです
これを中今なかいまと言うのです
竜宮の乙姫殿、日の出の神殿、岩の神殿
荒の神殿、風の神殿、雨の神殿
暗剣殿、地震の神殿、金の神殿の九柱です
総大将は国常立大神です
このこと理解して下さい
教えは無くなるのです
元の道が光り輝くのです
それを惟神かんながらの道と言うのです

  ・第13帖・・・
少しでも混じり気があれば先になって
取り返しがつかないことになるのです
今度は一厘の狂いがあってもいけないのです
柱になる人もいれば屋根になる人もいるのです
天の王と地の王をごちゃ混ぜにしているから
分からないことになるのです
その上にまた大王がいるのですが
大王は人々には見当がつかないのです
無いかの様な存在なのです
人は具体的に示せと言うのですが
人の言う具体的とは
凝り固まった一方的なものなのです
一時的なその時の現われなのです
人々が言う絶対無、絶対空は無の始めであり
空の入り口なのですそこから無に入って下さい
空に生きて下さいいよいよの世になるのです

  ・第14帖・・・
現実の事だけで処理してはいけません
常に永遠の立場に立って処理して下さいと
言ってあるでしょう
生きる事は死に向かって進む事です
誠に生きる大道に目覚めて下さい
神示を始めから読めば何事も明らかなのです
奥山はあってはいけないし
無くてはならない 存在なのです
善人の住む所は悪人の休む所と言ってあるでしょう
奥山は神界、幽界、現界の三界と通じる所
八尋殿やひろどのの左と右に宮が建つのです
奥にも一つ宮が建つのです