・第01帖・・

東とは扶桑ふそうです
東から日が出る昇る時は来たのです
この巻は扶桑ふそうの巻です
続く六つの巻を合わせて七の巻
144帖の黙示を五十いせ黙示と言って下さい
石がものを言うと言ってありましたが
伊勢(いせ五十)にはものを言う意思があると
昔から知らせてあるでしょう
五の一四いしがものを言うのです
開けば五十となり五百となり五千となるのです
握れば元の五となるのです
五本の指の様に一と四です
この神を五千の山に祀って下さい
これが五千連いちらで五十連いつらです
分かりましたか
五十連が世に出るのです
天に神の座がある様に地には人の座があるのです
天にも人の座があるのです
地には神の座があるのです
七の印しるしと言ってあるでしょう
七とはモノの成る事です
天は三であり地は四であると
今までは説かせてあったのですが
いよいよ時節が到来して
天の数は二百十六、地の数は一百四十四となり
イザナギは三となりイザナミは二と成り鳴りて
ミトのマグアイをして五となるのです
五とは三百六十であります
天の中の元の在り方なのです
七の燈台は十の燈台となり出でる時となったのです
天は数であると言ってあるでしょう
地はいろは意露波です
分からない人が上に立つ事になるのです
日本だけではなく世界中の大グレンが目の前です
今度は三千世界が変わるのですから
今までの様な建て替えでは無いのです
何もかも鏡に写るのです
鏡がご神体です
何も写らないご神体の鏡では何もならないのです

  ・第02帖・・・

中臣なかとみの太祝詞ふとのりとことふとに宣りあげ
一はいくら集めても一です
分からない人をいくら集めても分からないのです
二は二、三は三なのです
一を二つ集めても二にはならないのです
人々は大変な取り違いをしているのです
〇霊れい・ゼロが元なのです、結び弥栄えです
よく心得て下さい
世の元は〇霊・れいの始めから一と現われるまで
れいを十回百回千回も万回も繰り返したのです
その時はそれはそれであったのです
火と水のドロドロであったのです
その中に五色五頭の龍神が御働きして
世界をつくり固めされたのです
今の人々は龍神と言うとすぐに横を向いて
耳を塞ぐのですが
真実を知らせなければならない時なのですから
言分けて詳しく説明しているのです
龍神とは渦の神です
五色の龍神とは国常立尊の御現われの一つです
戒律を作ってはいけません
戒律が無ければ
グニャグニャになると思うでしょうが
戒律は下の下の世界です
今の人々には必要なのですが
いつもでもそのような首輪は要らないのです
戒律する宗教は亡びると言ってあるでしょう


  ・第03帖・・・

高天原に千木高ちぎたかしりて仕えまつらん
岩戸の開けた最初は
不合理に思える事ばかりが出て来るのです
逆さまの世界がこの世界に入り混じるからです
親よりも子の方が早く目覚めるのです
子が親となるのです
逆さまの世界と言っても悪の世界ではありません
霊の世界では想念のままに どんな事でも出来るのです
嬉しい恐い世界が近づいているのです


  ・第04帖・・・

罪穢けがれ今はあらじと祓い給えそ
空白とは九八九であります
八と九、九と八の境を開く事が岩戸を開く事です
空白九八九とは
最も根本をなす最も力ちからある事なのです


  ・第05帖・・・

八潮路の塩の八百会やおあい母います地くに
天の声があるのです、地の声があるのです
和して十の日月地と現われるのです
五十人の仁人じんひとが出て来るのです
仁人とは神人のことで、仁人が救世主です
救世主は一人ではありません
各々の民族に現われて五十人ですが
五十という数字に囚われないで下さい
五十人で一人なのです
数かずに囚われると分からない事になり
岩戸閉めとなるので気を付けておきます


  ・第06帖・・・

祓いため千城百国政治万歳
三年と半年、半年と三年です
その間は暗闇時代になります
火を灯しても暗いのです
明るい人は闇でも明るいのです
日は三日と半日、半日と三日です
次に五年と五年で、五日と五日です
このことは間違えないで下さい
手足の爪まで抜き取られ
とてもあり得ないむごい事にされて
追いやられたのですが
誠は真実(まこと)なのです
時がめぐり来て「我」が取れたので
光が射しそめたのです
岩戸が開けたのです
神が苦しむ時は人も苦しみ
人が苦しむ時は神も苦しむのです
世界中の苦しみ、地上の苦しみです
この大峠を越してから大いなる試練があるのです
人の心の難しさは計り知れないほどでありますが
見ていて下さい
見事なことをして見せるのです


  ・第07帖・・・

岩隠れし姫のみほとは焼かれ給いて
三分の一の人になると
早くから知らせてあった事の
実地が始まっているのです
何もかも三分の一です
大掃除して残った三分の一で
新しい御代の礎とする仕組みです
三分難しい事になっているのを
天の神にお願いして一人でも多く助けたい
日夜の苦心なのです
堪忍の堪忍、我慢の我慢なのです
九の⦿の花が咲くのです


  ・第08帖・・・

平坂の岩戸ひらける音の聞こえる
神に怒りは無いのです
天変地異を神の怒りと取り違いしてはいけません
大神は愛にましまし、善にましまし
数にましますのです
すべてが喜びにましますので
神に怒りは無いのです
もし怒りが出た時は神の座から外れてしまうのです
救いの手は東ひむかしより差し伸べられていると
知らせてあるでしょう
その東とは東西南北の東では無いのです
このことをよく理解して下さい
今の方向では東北うしとらから
救いの手が差し伸べられるのです
ウシトラとは東北なのです
ウシトラコンジンとは国常立尊であります
地千・智の元の元の元の神です
天地の元の元の元の神様です
始めの始め、終わりの終わりです
弥栄えの弥栄えです、礎いしづえです

  ・第09帖・・・

捧げてむ和稲荒稲わしねあらしね横山のごとし
五人がいるのです、中に二人、外に三人
この仕組みは天の仕組みです
一切と手をつながなければなりません
人々だけで世界連邦を作ろうとしても
それは出来ない相談です
片輪車と言ってあるでしょう
目に見えない世界、目に見えない人々との
縦のつながりをつけなければならない道理
人々だけの横糸だけでは織物にならないのです
天は「火」で、地は「水」です
火水を組み組んで織りなされたものが
錦の御旗みはたです、火水の仕組み経綸なのです


  ・第10帖・・・

赤丹あかにの頬に聞し召しませ神酒みき奉る
何事が起きて来ても
まず喜んで迎えなければならないのです
近づいて来るのは呼び寄せたからです
こんな嫌な汚いものはご免だと言う人もいますが
それはみな自分の心の写しではありませんか
内に無いものが外から近寄る道理は無いのです
どんなものでも喜んで迎えると
喜びとなる結構な仕組みなのです
よく会得えとくして下さい
何事も一段ずつ、一歩ずつです
一足飛びは大怪我けがの元です


  ・第11帖・・・

沖つ藻葉辺津藻葉ぞ
母が知らせる国の五のハタラキは
いずれも十の翼つばさを持っているのです
足は十本で、さらに五十の翼と成り鳴る仕組み
五十の足が五十連いつらです
五十連いつらでは動きがとれないのです
四十九として動いて下さい
真ん中の一は動いてはいけません
真ん中は動いてはいけませんと言ってあるでしょう
時が過ぎて種を蒔く人が多いのです
人というのは天狗ですから
「自分は良いのですが世の中が悪いのだ」と
言ってはいますが
世の中と言うのは大神のハタラキの現われですから
大神の中での動きですから
世の中が悪いと思うのは
大神が悪いと思う事になるのです
そこに底知れないほどの魔の仕組みがあるのです
ここに気を付けて下さい

  ・第12帖・・・

奉る宇都の 幣帛みてくら聞し召したべ 
神の御手に巻物があるのです
その巻物の数は五十巻です
この巻物を見た者はいままで一人も無かったのです
見ても分からないのです
巻物を解いて読もうとすれば
巻物は白紙となってしまうのです
人には分からないのです
説く解くことは出来ないのです
この巻物は天の文字で書いてあるのです
数字で書いてあるのです
無が書いてあるのです
無の中に有が印しるしてあるのです
心を無にすれば白紙の中に文字が現れるのです
時節が来て
誰の目にも黙示と写る様になったのです
ありがたい事なのです
岩戸が開けていよいよの時となったのです
始めからの巻物神示を良く読んで下さい
良く選(よ・えり)分けて下さい
何もかも一切が明白ありやかに刻まれているのです
残る十二巻と一巻は人には分からないのです
無の巻物です、空に書いてあるのです

  ・第13帖・・・

称言たたえごと太祝詞ふとのりとこと今ぞ高らかに
木でも草でもすべて中から大きくなると
言ってあるでしょう
付け焼刃や膏薬張りで大きくなるのではありません
三千年に一度という、二度と無い結構な時が
めぐり来ているのです
成せばなるのです
難しい事を言っているのでは無いのです
自分の中の自分を掃除して
自分の外の自分を洗濯して磨いて下さい
磨けば神と同列のミタマなのです
釈迦でありキリストであると言ってあるでしょう
内にあるものを磨けば外から響くものも
磨かれた穢れの無いものとなるのです
中の自分を掃除しないでいると
いつまで経っても岩戸が開けていても
岩戸は開かないのです

  ・第14帖・・・

青海原青垣山の内宇宙に御子生る
神の御座みくらの周りには十の宝座があるのです
十の宝座は五十と五十
合わせて百の光となって 現われるのです
大摩邇おおまには百宝をもって成就すると
知らせてあるでしょう
五十種の光、五十種の色と言ってあるでしょう
光の中に百億の化仏けぶつなのです
百が千となり万となり億となるのです
今までは四の生物と知らせてありましたが
岩戸が開けて五の生物となったのです
五が天の光なのです
白、青、黄、赤、黒、の色です

  ・第15帖・・・

百不足ももたらず八十隈手やそくまで今開く時ぞ
天の事は今までは人々には分からなかったのです
時がめぐり来て岩戸が開けて
分かる様になったのです
今までの人間ではいけないのです
地ちそのものが変わっているのです
人は我が強いので一番遅れているのです
人の中では宗教人が一番遅れているのです
神人とならなければ生きて行かれないのです
天地がアメツチとなって来ているからです
天も近くなり、地も近くなると
気を付けてあったのに目覚めた人は少ないのです
今に昇り降りで忙しくなり
衝突する人も出て来るのです
他人におんぶされたり車に乗せられていた人々は
もうその時は過ぎているのですから
自分の足で歩かなければなりません
大地を踏みしめて下さい
大地の気が身内に甦るのです