・第688帖・・・
今の自分の環境がどの様であろうと
それは事実なのです
今の境遇に不足を言わないで下さい
現在を足場として
境遇を美化して善化して進んで下さい
そこにこそ神の光、喜びが生まれるのです
逃げ道を作れば迷いの道に入るのです
楽に得たものは楽に失うのです


  ・第689帖・・・
信仰の始めは感情に支配されやすいのです
理智を強く働かさなければならないのです
人間は絶えず汚れ穢れているのです
穢れは清めることによって改まるのです
厄払いも福祓いもして下さい
想念は永遠にはたらくので
悪い想念は早く清算しなければならないのです
中の霊は天国に行っても
外の霊はこの世に残るのです
残ることがあるのです
残ってこの世の事物に移って
同じ事、同じ所業を繰り返す事があるのです
早く洗濯して下さいと言ってあるでしょう
梅の実からは梅が生えるのです
その梅に実が出来てまた梅が生えるのです
人間も生まれ変わっても死に変わっても
なかなか悪い癖は直らないものです
それを少しづつ直しに
取りかからなければならないのです
努力次第で漸次直るのです
宗教は霊、芸術は体です


  ・第690帖・・・
新玉の 真珠の波も 草も木も 
春立ちそめて よみがえりけり
今の科学は科学の事は分かるのですが
それ以上の事は分からないのです
今の科学は
あるものがあるという事だけしか分からないのです
良い求めには良い感応、良い感応に良いハタラキ
良い理解となり良い生活が生まれるのです
間違った求めには間違った神
間違った生活が生まれるのです
それが道理なのです
窮屈きゅうくつではいけないのです
難しく固くなっていてはいけないのです
笑いの道、喜びの道にこそ
神のハタラキがあるのです
宿命は宿されたもの、一つの枠に入っているのです
運命は自分で切り開く事が出来るのです
磨いて磨いて下さい
ミタマ磨きは結構なのです
信念だけでは行き詰まるのです


  ・第691帖・・・
自分は自分の意思で生まれたのでは無いのです
その時、その環境を無視出来ないのです
その法則に従わなければなりません
草を拝めば草が神となり
機械を拝めば機械が神なのです
食物を拝めば食物が神となるのです
心して下さい
神は人々を永遠の立場で良くしようと
誠の喜びを与えようとしているのです
局部的、瞬間的に見て分からない事が多いのです
お蔭はすぐには無いものと思って下さい
すぐのお蔭は下級霊ですから
眉唾まゆつばをして考えて下さい
現在の環境を甘受かんじゅして下さいと言ってありますが
甘受だけでは足りないのです
それに感謝して下さい
積極的に感謝して
天地の恩に報むくいなければならないのです
誠の真理を知らない人には神は分からないのです


  ・第692帖・・・
念じながらやって下さい
神のためと念じながらやれば神のためになるのです
小さな行為でも
霊的には大きなハタラキをするのです
自分という事が強くなれば発展は無いのです
行き止まり我よしとなるのです
「調和」が神の現われなのです
霊と調和して肉体と調和して下さい
人と調和して下さい
食物、住居と調和して下さい
世界と調和して下さい
それが「うれし嬉し」です
一生かかってもよいのです
遅くはないのです
自分の中のケダモノのために
直しをしなければなりません
悪い癖を直さなければなりません
これが第一歩、土台なのです
 
よきことは人に譲りて人をほめ
人を立てるこそ人の人なる
敬愛の誠まこと心に誠宣
誠行う人ぞ人なる  春立つ日


  ・第693帖・・・
何事に向かってもまず感謝して下さい
「ありがたい」と思って下さい
始めは真似まねごとでも良いのです
「結構で幸いだ」と思って下さい
そこに神の力ちからが加わるのです
道は感謝からです
不足を言えば不足がうつる移る・写るのです
心のままとくどく言ってあるでしょう
病気でないと思って下さい
弥栄えと思って下さい
病気が治る元が生まれるのです
が元なのです
何事が起きても何クソと思って下さい
恐れは恐れを生むと言ってあるでしょう
一を聞いて十を悟らなければならないのです
今の人々には何事も
平面的に説明しなければ分からないですし
平面的な説明では立体の事や
次元の違う事は分からないのです
肚で悟って下さい


  ・第694帖・・・
相手が八と出たら二と受けて下さい
人というのはモノに囚われてしまい
何事も分からないので
十二と出たり二十と出たり三十六と出たりすれば
ポカンとして分からないことになるのです
相手が十二と出たら
一段上げて八十八と受けて下さい
また十二と受ける手もあるのです
二十と出たら八十と和して下さい
立体になればそれだけ自由になるのです
世界が広くなるのです
早く立体を悟って下さい


  ・第695帖・・・
立体から複立体、複々立体
さらに立立体と言ってあるでしょう
×と÷を和せば立体となるのです
さらに複立体さらに複複立体
「●」黒丸が立立体です
⦿がその元なのです
分かりましたか
⦿となれば超自由、超自在、超無限です
それだけにまた超完成です
超未完成でもあるのです
神は全知全能から超全知全能に弥栄えしてるのです
難しい様ですがこの事は良く理解して下さい
新しい段階に入る門なのです


  ・第696帖・・・
道は三つと言ってあるでしょう
三とは「参」の事です3スリーでは無いのです
無限のことです
平面的に言えば右と左だけでは無いのです
その右の外にまた左の外に道なき道があるのです
それを善の外道、悪の外道と言います
外道が多いでしょう
中の中には中の道があるのです
中の中の「・」は無ですから動きが無いのです
動きが無いから無限の動きなのです
その「・」の外の中は人にも動きが見えるのです
この道は中を行く道だと言ってあるでしょう
中の「・」の道は大神の道、中を行く道が神の道
中の道が人の道です、分かりましたか


  ・第697帖・・・
思想と言うのは
広い意味で大神から出ているのですが
幽界からの力ちからが強く加わっているのです
念と言うのは神界からの直々じきじきなのです
悪の気を断たなければ念とはならないのです