・第658帖・・・
新しい御代の始めのタツの年
スメ大神の生まれ出で給いぬ
皆さんご苦労ですが、グルグル廻って
始めからだと言ってあるでしょう
始めの始めと始めが違うのです
すべて始めは「ヒ日・霊」からです
赤子になって出直して下さい
はらで見て肚で聞き肚で話して下さい
肚は間違い無いのです
祈りばかりでは祈り地獄です
神から光を頂けるように
みちをつけなければなりません
水は低い方に流れるのです
喜びに叶かなう心のある所
喜びの行がある所に喜びが来るのです
喜びにも正しい喜びと曲がった喜びがあるのです
無限の段階があるのです
心して迷わない様にして下さい
ここは光の理みちを伝えて行う所です
教えでは無いと言っているでしょう
教えは教えに過ぎないのです
みちでなくては今度はならないのです
天の理、地の理、もろもろの理みち
型を早く出す様に急ぐのです
教えは局部的ですから
時と所で違うのです
教えでは迷信となるのです
はらが神なのです(たかあまはら)


  ・第659帖・・・
カミヒト神人と言うのは神の弥栄えのため
世の弥栄えのために祈り実践する人の事です
神のために祈れば神となり
世のために祈れば世と一体になるのです
自分のためばかりで祈れば迷信であり
「我よし」の下の下なのです
誰もが霊カカリなのです
石でも木でも土でも霊カカリです
これは一般の神カカリです
特別な神カカリは
神の御力を強く深く集める行が必要です
九分通りはしくじるのです
太陽の光を集めることは知っているでしょう
神の理みちをよりよく、より高く集める理みち
誠の信仰であり、理みちなのです
世が迫って来ると霊カカリがウヨウヨ出ると
言ってある時が来ているのです
悪神かかりに迷わないで下さい
審神者さにわして下さい
外は嘘が多いのです
内の声は嘘が無いのです



  ・第660帖・・・

  *節分の祝詞*

掛巻も、畏かしこき極み、国土くにつちの、清すがの中なる大清み
清みし中の、清らなる、清き真中の、喜びの
その真中なる、御光の、そが御力ぞ、綾によし
常立とこたちまし、大国の常立大神、豊雲野とよくもぬ
とよの大神、瀬織津の、ヒメの大神、速秋の、秋津ヒメ神
伊吹戸の、主の大神、速々の、佐須良ヒメ神、これやこの
太日月オオヒツキ、皇神スメカミの御前畏こみ、謹みて
うなね突貫き、白さまく、ことのマコト(真言)を伊行く水
流れ流れて、月速み、いつの程にや、この年の
冬も呉竹、一と夜ヨサの、梓アズサの弓の、今とはや
明けなむ春の、立ちそめし、真玉新玉、よろこびの
神の稜威みいづに、つらつらや、思い浮べば、天地アメツチ
始めの時に、大御祖神オオミオヤ
国常立クニトコタチの、大神伊
三千年、またも三千年の、もまた三千年
浮きに瀬に、忍び堪えまし、波風の、その荒々し
渡津海ワタツミの、塩の八百路の、八汐路の
汐の八穂合ひ、洗はれし、孤島の中の、籠らひし
籠り玉ひて、畏くも、この世かまいし、大神の
時めぐり来て、一筋の、光の御代と、出でませし
めでたき日にぞ、今日の日は
御前畏こみ、御饌御酒ミケミキ
ささげまつりて、海山野
種々くさぐさうずの、みつぎもの
供へまつりて、かごちもの、ひざ折り伏せて、大まつり
まつり仕へむ、まつらまく。生きとし生ける、まめひとの
ゆくりあらずも、犯しけむ、罪やけがれの、あらむをば
祓戸にます、祓戸の、大神達と相共に
ことはかりまし、神直日、大直日にぞ、見伊直し
聞き直しまし、祓ひまし
清め玉ひて、清々し、清の御民みたみと、きこし召し
あいうずないて、玉へかし
玉われかしと、多米津タメツもの
百取ももとり、さらに、百取りの、机の代しろに、足らはして
横山の如、波の如、伊盛、栄ゆる、大神の、神の御前に
まつらまく、こひのみまつる、畏こみて
まつらく白す、弥つぎつぎに
 新玉あらたまの 玉の御年みとしの 明けそめて
 罪もけがれも 今はあらじな

 節分の祝詞であります、太祝詞のりとして下さい

  いよいよの年が立ちそめたのです
うれし嬉しの時代が来るのです



  ・第661帖・・・
表の喜び、裏の喜び、表裏合わせての喜びと
喜びにも三つあるのです
喜びは神なのですが現われの神であり
現われの喜びの元が⦿なのです
元のキ気なのです
元の元の大元の神なのです
ムでありムからウ生まれ
ウからムが生まれるのです
同じ神の名が二つあると言ってあるでしょう
表の喜びが「・」、愛、真、美となり現われ
裏の喜びからは〇、憎、偽、悪、醜が現れるのです
喜びが神だと言っても裏の喜びではいけないのです
今の人々の喜びと言うのは裏の喜びなのです
悲しみを喜びと取り違えているのです
この巻は春の巻です
細かく説いて聞かせるのです
細かく分ければそれだけ小さくなるのです


  ・第662帖・・・
人々が栄えて行く事は神も弥栄です
神も人々も世界も宇宙もすべていつまでも
未完成なのです
神様でも大神様は分からないのです
ただ喜びに向かって
ひたすらに進んで行けば良いのです
正しい喜びをまず見極めて下さい
見極めてひたすらに進めば良いのです
食物を食べるのも喜びなのです
正しい食物を正しく食べて下さい
さらに喜びが増えて弥栄えるのです
自分の喜びを進め進めて
天国に入る事は出来るのです
悪い食物を悪く食べるから悪くなるのです
目に見える食物ばかりで無いのです
何もかも同じ事です
人は喜びの子と言ってあるでしょう
罪の子では無いのです
うれし嬉しの道があるのに
どうして歩まないのですか


  ・第663帖・・・
喜びが「・」、真、善、美、愛と現われ
それがまた喜びとなり
また「・」、真、善、美、愛となり
また現われて限りないのです
喜びの本体はあの世にありこの世に現われるのです
あの世とこの世を合わせて真実の世界となるのです
あの世ばかりでも片和、この世ばかりでも片和
誠は成就しないのです
あの世とこの世は合わせ鏡なのです
神はこの世に足をつけて衣として
人はあの世を⦿として心として生命しているのです
神人と言ってあるでしょう
この十理どうりをよくわきまえて下さい
この世にあるものの生命はあの世のもの
あの世の生命の衣はこの世のもの
くどいようですがこの事を
肚の中に得心して下さい
これが得心出来なければ
どんなに良い事をしても真実を語っても
何もならないのです
夢現うつつなのです
時節が来たのですから今までの様に
一方だけではいけないのです


  ・第664帖・・・
言分けて書いておきますから迷わない様に
人の道を歩んで下さい
何もかもうれし嬉しとなる仕組みで
人々には禍わざわいも不足も無いのです
いつも楽しい楽しいで暮らせる仕組みです
と言っても、心で分かっても
今の人々には分からないでしょうから
さらに詳しく細かく説いて聞かせます
道標みちしるべを作っておきます
これが喜びの理みちです
人々の生命を正しく育てる事が一番の喜びです
人と言うのは神の喜びの完全な現われなのです
いくら穢けがれていても
元の神の根元神のキを受けているのです
それを育て、導くことです
死のうとする人を助ける事も導きです
宿った子供を殺す事は人を殺す事です
今の人の九分九厘は死んでいるのです
救って、救って、救って下さい
「お陰」は取り得なのです
生かして、生かして、生かす理みち
神示を読むことです


  ・第665帖・・・
人を誉めることは良い事です
人を誉めてその非を悟らせて下さい
罪は許すことです
ものは生かすことです、生かして使う事です
神示を広めることです、やって見て下さい
必ずうれし嬉しとなるのです
栄えるのです
嬉しく無かったら神はこの世に居ないのです
神示は一本道なのです
始めからの神示を読んで、良く読んで見て下さい
何もかもハッキリして来るのです
神示をうつして下さい
世界にうつすことは喜びです
地に天国をうつすことです
難しいことは無いのです
今までの裏のやり方をひっくり返して
表のやり方をすればそれで良いのです
裏は裏として生きるのです
お金は使うもので、使われるものでない事
よく分かっているでしょう
ご苦労な事はやめて下さい


  ・第666帖・・・
人には分別を与えてあるから反省出来るのです
反省があるから進展するのです
そのままにしておいても要らないものは無くなり
必要なものは栄えるのですが
人々の努力によってはより良くなるのです
反省しなければ生まれた時より悪くなると
言ってあるでしょう
欲を浄化して喜びとして下さい
喜びは何からでも生まれるのです
広い世界に住めば広く
深い世界に住めば深く向上するのです
物の世界から霊の世界に無限の世界に入るから
無限の生命が与えられるのです
無限の喜びを得る事が出来るのです
無限世界とは物と霊とが大調和した
限りない光の世界です
真理を知ることが無限を得る事です
誠の神を掴む事です
良いものを作るには大きな手数がかかるのです
懐手ふところでいては出来ないのです
手を出して下さい、足も出して下さい


  ・第667帖・・・
一切のものは渦🌀うずなのです
世界が同じことを繰り返している様に
人々には見えるでしょうが
一段ずつ進んでいるのです
木でも草でも同じなのです
前の春と今年の春は同じであり違っているでしょう
行き詰まりが有り難いのです
進んでいるからこそ行き当たり行き詰まるのです
省みる時が与えられるのです
悟りの時が与えられるのです
物は離すからこそ掴めるのです
固く握って戸を閉めてはならないのです
扉を開けておいて下さいと言ってあるでしょう
着物を脱いで裸体となる事はつらいでしょうが
着物を脱がなければ新しい着物は着られないのです
はだかになってぶつかって下さい
神様も裸になって抱いてくれるのです
重い石を乗せた沢庵たくあんは美味うまいのです