・第570帖・・・
「・」てんを忘れないで下さい
世を捨てて、肉を離れて天国が近いとするのは
邪教なのです
合わせ鏡ですから片和かたわとなったのでは
天国に行かれない道理なのです
この世を捨てるというのは迷信なのです
お金でこの世を治めてお金で潰して
地固めをしてミロクの世とするのです
三千世界のことですから
少しの早い遅いはあるのです
仕組み(実地)が少し遅れると
神示はウソだと人は言いますが
百年も続けて嘘うそは言えないのです
決して嘘は言わないのです


  ・第571帖・・・
ここは大変とても古い神を祀って
大変とても新しい道をひらくところです
天狗さんは鼻を折って早く奥山に参って下さい
この世の仕事があの世の仕事です
この道理が分からないでこの世の仕事を捨てて
神のためだと言って飛び回る鼻高さんは
鼻がポキンと折れるのです
仕事に仕え祀って(奉って)下さい
徳を積めばこそ天国に昇るのです
天国に行く人はこの世でも天国にいるのです
キタはこの世の始めです


  ・第572帖・・・
自分だけの信仰は私心私情のためです
自分を作ってから他人を導くのだと
理屈を言っている人がいますが
その心根を洗って自分をよく見つめて下さい
悪は善の仮面をかぶって
心の中に食い入っているのです
仮面が理屈であり理屈は隠れ蓑みのです


  ・第573帖・・・
洋服を脱いで和服を着てまた洋服を着るのです
仏の力と神の力と同じではないのです
同じ所までは同じなのですが
もうここまで来たら
この先は神の道でないと動きがとれないのです
神の大理みちは仏の上の上なのです
神の理みちを明らかにすれば
神はその人を明らかにするのです
天使は天と地の和合者です
仁人は地と天の和合者です


  ・第574帖・・・
奥山奥山と言ってあるでしょう
神示は奥山から出て奥山で分けるくらいの事が
どうして分からないのですか
誰も勝手にしてはいけないのです
それぞれの順番を立てなければ悪となるのです
分からないのは我よしが原因なのです
元から固めて行かなければ
いつまで経っても小田原なのです
それでは世界の人々が丸つぶれとなるのです
三分残したいために三千の足場と言ってあるのです
早く三千の足場を集めて下さい
お役目ご苦労様です


  ・第575帖・・・
どこで何をしていても
道さえ踏んでいれば弥栄やさかえるのです
行き詰まったら省かえりみて下さい
自分の心の狂い分かって来るのです
神から伸びた智と愛でないと
人々の知や学や愛ではすぐにペシャンコです
やってみて下さい
根の無い草には実は結ばないのです
お尻を出したらお尻をキレイにふいてやって下さい
怒ってはならないのです
子供のお尻と思って拭いてやって下さい
分かった人、今の内はアホ結構です
一つに和していて下さい
人間の心で急いではなりません


  ・第576帖・・・
自分に囚とらわれると局部の神
有限の神しか分からないのです
自分を捨てると光が射し込むのです
知は愛アイ、息は真です
平面の上でいくら苦しんでも何もならないのです
平面の上ではかえってメグリを積むばかりです
「どうどうめぐり」なのです
てんし様は奥山にお出ましなのです


  ・第577帖・・・
省みると道を見出し悟ると道が分かり
改めると道を進むのです
苦しむばかりが能のうでは無いのです
自分の中にあるから近寄って来るのです
嫌いやなことが起きるのは
嫌なことが自分の中にあるからです
肉体は親から受けたものですから
親に似ているのです
れいは神から受けたのですから
神に似ているのです
分かった守護神は一日も早く奥山に出て来て
神の御用が良い結構のです
昭和24年12月14日


  ・第578帖・・・
慢心になるから神示を読まないようになるのです
肚はらの中に悪のキが入るから
グラグラと折角の屋台骨が動いて来るのです
人の心が誠にならないと
誠の神の力は現れないのです
ミタマ磨きが良い事と感じたなら
ただちに行うことです
愛は神から出ているのですから
神に祈って愛させていただくようにすると
弥栄やさかえるのです
祈らずに自分でやって元を断つので
我よしになり自己愛になるのです
自分を拝むことは肉愛では無いのです
昭和24年12月14日


  ・第579帖・・・
神と人との和は神よりなさるものなのです
本質的には人間から神に
働きかけるものではないのです
働きかける力は神から出るのですから
人間から和し奉らなければならないのです
信じ合う一人が出来たら一つの世界を得たことです
一つ得たら二つになったことです
祈りを忘れることは神を忘れることです
神から遠ざかることです
神から遠ざかってはならないのです
安全な道を通って下さい
安全な教えのところに集まって下さい
昭和24年12月14日