Gil Scott Heron/The Bottle


70年代を代表するジャズソウルファンクの巨匠。


私はGil Scott Heronを
この「The Bottle」で初めて知ったのだが、
それは90年代に入ってからだ。


日本でもMondo Grossoなどのジャズファンクが出始めた頃、
そのルーツをたどっていく内に、
Curtis Mayfieldや
The Isley Brothers、
Marvin Gaye
などと共に知る事になった。


恥ずかしい話でそれまで私の中でのブラックミュージックは
ブラコンかヒップホップぐらいしか認識がなく、
あまり興味のないジャンルであった。


しかしここに至って60~70年代にかけての
ブラックミュージックの素晴らしさを知ったのだった。


中でもこのGil Scott Heron「The Bottle」は衝撃的だった。
グルーブ感がハンパではない!
ブラックにしか出せないグルーブ、リズム感!

そしてフルートの音色!
これぞまさにファンキーだ!!


70年代の日本の歌謡曲にはフルートが多用されていたが、
私の印象はいかにも古臭い昭和サウンドという印象であった。
しかしこの時代のジャズソウルファンクを知って、
ああこういう事だったのだなと納得させられたのであった。