スキッズとスキッズ~bBとサイオン:オルタとバイナルの比較~
こんばんは。
今日はバイナルテックスキッズを扱います。
国内では比較的地味なスキッズですが、バイナルの世界では普通のアップグレードのためにバイナル化したとされています。
バイナルの世界はやがて訪れる「ユニクロン戦争対策」に必死です。
つまり迫り来る死にどのように対応するかですね。
バイナル・スキッズの場合は危なくなったら生命中枢を他の収納設備の飛ばす亜空間チャンネルを装備しています。
バイナル世界では、彼はホイルジャックの記憶データを過去の歴史改変前に飛ばす遠雷計画を始めます。
この次元を移動させる(する)という能力が、(少なくともバイナル)スキッズの特徴です。
彼は理論家ですから、色々考えがあったんでしょう。
ですから今回のトラジェネ3のスキッズの設定も従来の「スキッズ」からしてみれば、こちょこちょとオタ心をくすぐ
られる設定です。
確かにリベンジのスキッズの影響もあってあのカラーだと思いますが、基本はG1スキッズですね。
あと赤のダイアクロンカラーも最高ですね!
昔からのTF者にしてみたら設定の心憎さと商品仕様に悶絶だと思います。
さて今日はバイナルテックとオルタネイターズの比較をやってみましょう。
今はリベンジ一色でバイナルもオルタも全然注目されていないんですが、スキッズは傑作だと思うので記事に起こします。
さてカーモードのほうはしっかり5ドアが再現されています。
ボンネットの中にはちゃんとエンジンもあります。
旧スキッズ状態を再現するためのデカールが付属しています。
「ファイヤーパターンはこれでいいや!」と思っていたら全然違うパターンだったので、オルタ版も買いました。
海外では「bB」ではなくて「サイオン」という名前で展開されました。リカラーではなくリデコ商品です。
全然違いますね。
いきなりファイヤーパターンになってしまいました。
bBは右ハンドル、サイオンは左ハンドルです。
これちゃんと金型をおこして作り変えてあります。
リデコでしょう?
こんなにスモークきつかったら警察に注意されるどころか切符切られます。
さてバイナルはダイキャストパーツを使っていてオルタはオールプラというのは、有名です。
では実際どれくらい重さが変わるものなんでしょうか?
ざっとみてバイナルが約350gオルタが約240gです。
結構違いますね。この違いはロボットモードで響いてきます。
このスキッズ変形部分があまりありません。4シーターですから内部は空間です。
なのにキッチリと破綻なく変形しロボットモードもしっかりしています。
評判が良いのも納得です。
腰が動きませんがそれに有り余るほどによく動くTFです。
試作発表時は「アイアンハイドキター!!」と言われましたが
まさかのスキッズ!ブラウザの前でひっくり返った人も多いはずです。
しかしよく考えるとスキッズってこういう顔でした。
玩具のイメージが強いので…。
さてこちらはバイナル版。
色が違うとどうもしまりません。シャークトロンに続くお相撲さんロボです。
バイナルのほうが体が重いので脚がぐらつきます。
この点からもオルタの方が勝っています。
のっぺりした印象です。
色合いが全然違います。
細かい細部の塗りわけも異なります。
肩は成型色から違います。
脚も全く別の塗装がされています。
顔のペイントも違います。
オルタのほうが塗装精度がよろしいです。目も綺麗に塗られています。オルタはメタリックイエロー、バイナルは普通のイエローです。
武器(液化窒素ライフル)の成型色も異なります。
パープルがオルタです。
バイナルのトラックスやハウンドなんかはそんなに優れているとは思いませんが、このスキッズなどは非常に優れていると思います。勿論当時は一度投売りされたのですが広くその出来が認知されると人気商品になりました。
バイナルテックは車ファンも巻き込んで…と言われますが本当にそうでしょうか?
カミさんは車が好きで詳しいのでこれを見せてみました。
「ずいぶん古いBbやない?今こんなんあんまり走ってへんで。」
「内装もよう出来とるんや!」
「…って全然ちゃうやん。今これbBですっていわれてもなぁ。新型でてるし…」
「…うん、そやね!」
サンプル数1ですがバイナルの売りを根底から叩き潰す破壊力抜群のコメントでした。
しかしバイナルテックが「旬」でいられるのは期間限定なのかもしれません。そうするとバイナルテックの再販はどうなんでしょう?いまでも遜色の無い良い玩具だと思います。ただ再販は望めないでしょうね。
僕は単純に変形玩具としてG1スキッズの新たな姿として楽しんでいます。
と、こんなところでお終いです。
ではまた明日!!