いろいろあるよ!バラナシは。でもなれたら全て普通の光景ね!
今日もインドのお話です。
バラナシにはガートという火葬場があります。
そこでは荼毘にふした人々を火葬しているのですが、それがまたえぐい。
薪で燃やす野焼きに近いので当然 一部始終丸見えです。
僕はあまり直視できないのですが、犬が沢山やって来ます。
それは勿論…。
さてここは写真を撮ることは禁止されています。
でも毎回毎回隠し撮りにチャレンジする猛者にあいます。
でも撮っちゃだめなんです。
そういう人がいるから善良な観光客が酷い目に遭うのです。
僕が知らない人の火葬を神妙な面持ちで見ていると
「写真撮ったろう!寄付よこせ!」
とインド人の親父が言ってきました。こんなのは日常茶飯事です。
「撮ってません…。」というと「ああ?ここにいる人は不幸なんだ。金をだせ!」と丸太ですごまれました。
普通は頼みもしないガイドをした後に寄付をせびられトラブルになるのが一般的ですが
経済大国として発展しているインドでは、こんなところでも合理化の波が押し寄せているようです。
「お前が持ち逃げするんだろう!」と思いながらも怖いので丸太と取り上げようとすると簡単に取り上げられました。そりゃそうです。相手はやせたインド人のおっさんです。
インド人はドラクエのモンスターのように仲間を呼びます。
取り囲まれたらやばいので僕は逃げました。
まったく何もしていないのに絡まれるのはマナーの悪い観光客のせいです。
人が燃やされるところと死を待つ人をえんえん見ていても仕方がないので、帰ろうとすると、
「ちょっとちょっと。」と別のインド人のおっさんに呼び止められました。
「いいチョコあるよ!みるだけ、ただ!」と日本語で話しかけられました。
チョコとは大麻の樹脂を固めたものでハシシやチャラスといわれているものです。
インド謹製のチャラスはキマリ具合もよく世界で重宝されていると誰かが言っていました。
僕はチョコというからにはチロルチョコのようなものかと思いましたが、
出てきたのは汚い黒っぽいねり消しのようなもの。こきたない紙とフィルムに包まれていました。
「Nice one!」とおっさんは言いますが、こんな犬のウ○コみたいなものいりません!!
「いらない!」と言うと「OK!ミスター」といって今度は固形っぽいものを見せてきました。
両方とも大麻樹脂なんですがいりません。
「やっぱりいりません!」と言うと
「OK!ミスター!疑っているな!ではちょっと試してもかまわんよ。」
こんなところで試すなんて冗談じゃない!
さっき変な親父に丸太で脅されたのに何が起こるかわかりゃしません。
「いやぁこんなところで試せませんね!」と言うと
「ちょろっと舐めてみな!よさがわかるから!」
冗談じゃない。こんな汚らしいもの舐めれません。
犬のウンコかもしれないのに。
「じゃあ宿にお金を取りに言ってくるよ!」といって宿に帰りました。
このように毎日おもしろいことが起きるインド。大好きです。