『軍バリ!』徴兵制について考えるには絶好の漫画

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原作・作画ともに韓国人で、『週刊ヤングマガジン』に連載された作品。韓国を舞台に、徴兵される青年の成長物語が描かれています。

この漫画を読むと、日本と韓国って生活は殆ど同じなんだろうなーと普段なんとなく考えていても、「徴兵制」があることによって大幅に違ってくるものなんだろうなあと改めて考えさせられます。

一番印象に残ったのはこのシーン。主人公の

「な･･････なぜですか？なぜ･･･自分はこんなところにいるのか分かりません･･･なぜここで青春を浪費しなくちゃいけないんですか？」

という質問に対して、上官が

「バカ野郎･･･そんな簡単なことも分からないのか？オマエらじゃないとすると･･･この国は･･･誰が守ってくれるんだ？今まではオマエらのお父さん・兄貴・先輩達がこの国を守ってくれたんだ！そして今度はオマエらの番が回ってきただけだ！それが嫌か？オマエらはタダ乗りしたいのか？ああん！？」

と答える。主人公はこれに対し何も答えることが出来ませんでした。

なお日本での徴兵制復活の可能性についてはJSF氏の『徴兵制復活？』が非常に参考になります。ぜひ一度ご覧下さい。

原作者の方は社会学者・宮台真司氏の生徒だったらしく、巻末には宮台氏との対談も載っています。

ただ、この漫画、打ち切られて二巻が発売されてないみたいなんですよね…残念です。