ハイ!それでは前回の予告通り、
左タンクシュラウドの内側にあるハズなのに折れて無くなった爪を復活させようと思います^ ^
爪の奥にある、本来なら丸穴になっているのに欠けてしまってCの字になっているところも本当なら直したいんですが、外周の欠損範囲が円の3/4ぐらいは残っているのでネジ留めしても脱落はしないと予想
そもそもこの穴、もう一枚の左側のカウルと重なり合ったところにネジで留める構造なのでこのぐらいなら多分直さなくても大丈夫なんです😅
ということで爪を復活(復元)させていきましょう。
やる前に一応確認ですが、元々の爪のカタチは
こういう感じです。
穴に対して上からカチャっと掛ける仕組みですね^ ^
そいで、無くなった爪のカタチを復活させるにはコレを使います
プラリペアと型取りくんです^ ^
これ、どちらも昔ラジコンやってた時に専門誌の広告とかで見た覚えがあったので知っていたことは知ってはいたんです😙
でも欠損した部分を作り直すというのはこれまでなかったため、プラリペアを使うのは実は今回が初めてでした。
割れたり欠けたりしたプラスチック直すのって、大抵はハンダゴテでの溶着か接着剤でくっつけるぐらいですしね😅
型取りくんはまんま名前のとおりで、無くなった部分の形状のメス型を作るものですね。
そこにプラリペアを流してやれば、元々の形状にある程度似たカタチの樹脂が出来上がり、本体の樹脂と一体化してプラパーツが復活するっていう仕組みのようでした^ ^
だから再生させたいカタチとなるマスターが無いと、型が取れないので型取りくんを適当なカタチに作る必要があるのでちょっと大変そうです💦
今回の私の場合も、欠けた部分がもう無いので塗ったカウルからは型は取れませんが、
元々の黄色いカウルは爪が生きているので、そちらから型を取れるからラッキーでした^ ^
説明が長ったらしくなったのでじゃあやりましょうか💦
型取りくんを柔らかくするためにお湯で煮ます
箸で上げてみましたが、少しクニャっとなるので透明な粘土って感じですw
型をとるのでそれを爪のある黄色いカウルに押しつけます。
樹脂を流し込むことを考えて型を取ります。
上から型取ったらプラリペア流せませんからねwww
メス型が出来ました。
これを塗装したカウルの爪があったところに嵌めて、プラリペアの粉を専用リキッドで溶かしたものをちょっとずつ流していきます。
これも初めての体験だったんだけど、粉の中に液体ポトッて落とすと樹脂の団子みたいなのができて、それが固まりきる前に拾い上げて型内で突いて流し込むってやり方なんだけど、感覚的にはあんまり混ぜなかったねるねるねるねを突っついてるような感じになってちょっと懐かしかったですwww
それを何度か繰り返し、シュラウド側の樹脂を一体化するまで流したら完成!
こうなりました!
型取りくんを外してみます
おおっ、爪が生えた!
型が無い上の面は形状がイマイチですが、
型がある側面は裏面は少々のバリがあるもののほぼ完璧!
復活させた部分は指で摘んでみたけど、折れる気配も曲がる気配も全くなくて最初から付いてたみたい😧
プラリペアすげー😨
ただこのままでは元の爪の厚みや形状がイマイチで穴にすんなり入るとは思えないので、黄色いカウルの爪を参考にヤスリでカタチを整えます
整いました!
自分でいうのもなんですが、無い状態からここまで復元できるってスゴい^ ^
スゴい!
スゴい!
しつこいけどスゴい!www
純正カウルにもあった、爪先の上面の返しの部分もちゃんと再現しました^ ^
プラリペアと型取りくん、初めて使った割に良い出来じゃないでしょうか(自画自賛w)
最後に、ホンモノの爪と見比べてみましょう。
うん、良い出来じゃないでしょうか(2回目)
プラリペア、生産終了とかで補修部品が手に入らなくなった車種の外装をもし壊したとしても、これさえあればある程度は直せそうですね^ ^
まぁ現在は3Dプリンターなるものがあるからその点はどうにかなりそうですけどね😅
外装の爪の欠けや小破程度でお困りの方がいらっしゃいましたら、一度プラリペアを試してみるのも良いかもしれません。
結構オススメです^ ^
さてこれでタンクシュラウドの塗装と爪の復元が完了しました。
次はフロントフェンダーの塗装に取り掛かります^ ^
続く