最近、とある中古車を見つけた。



ヤマハのハイパワーな大型車、
年数は少し経ってるけど、前オーナーが長年大事に所有していたようで比較的キレイ。

走行距離が70000kmとバイクとしては多めだけど、冷間状態でエンジンを掛けてもらったらメカノイズが全然聴こえてこなくてビックリ。



前オーナー、丁寧に扱ってたんだろうな^ ^



値段も手頃だったので、
私の中ではこれは買いだ。
でもそうなるとバイクを置くところが無くなるし、休みにしか乗らないのに3台持ちというのはおかしいから、今持っているMTかグロムのどちらか手放そう


と考えた。



とはいえMT-09SPも同じ大型、しかしこちらは一昨年の秋に買った新車
売るなんて勿体ない。


そうなると入れ替えになるのはグロムか…?


まぁグロムなら中古で買ってるし、この冬に乗ろうと思って買ったのに結局雪で乗れなかったからイマイチ出番も無かった。


キズをちょこちょこ直して遊んできたけどまぁしょうがないかな…?
それよりもその中古車の方が気になってソワソワしている!

何せ、中古車というのは一点ものだから、同じ条件のものは他には無い。
いわゆる早い者勝ちなので、欲しい気持ちが先走ってしまう(笑)




アタマの中が欲しい欲しい買いたい買いたい!でいっぱいな今日、今回の状況をふと冷静になって考えてみた。



あのバイク、私は本当に欲しくて買うのか?

値段が手頃だから買うんじゃないのか?

自分が知ってる車種というだけで、近くにたまたま入ったから買うんじゃないのか?

ハイパワーハイスパックに惹かれた訳じゃないのか?

どれも否定できない…



それに

MT-09SPに乗りたいが為に大型二輪免許取ってやっと手に入れたのに、もう一台大型車買うの?
あっちは新車だよ?

宝物バイクだって言ってたのに、別な大型買ったら宝物が霞んじゃわない?

まだ一年しか乗ってないのに
休みの日しか乗らないのに


それにその場合が欲しいがために売りに出そうとしていたグロム。



125ccだけど、勢いではなくちゃんと悩みに悩んで買ったグロム

まだ一年経ってないのに、邪魔になったら放り出すのか?


中にはそういう買い方する人もいるかもしれないけれど、気に入って買った相棒を簡単にお金に替えてしまうのは、ちょっと違う気がした


見つけたバイクは車検が2年付きの大型だから、次の車検までは消耗品変えるくらいで乗れるでしょうと軽く考えたけど、それって本当にバイクを大事にしているんだろうか?


金掛けずに別な大型乗れたら面白そう、なんていういい加減な動機ではないか?


そんな扱いからしたら、大事にしてたMTも更に乗らなくなるし、簡単に売りに出されたグロムも救われないし、前オーナーが大事にしたバイクも私の代では大事にされず幸せにはなれない気がする。



それに、ある程度年数が経っていて走行距離が多い車輌は、良い状態を維持していくのに投資がかさんでいくのは間違いないハズ。


消耗品の交換や各部リフレッシュのためのオーバーホール、それに徐々に進む補修部品の廃番や生産打切とも戦わなければならない。

国内正規モデルだって、いつまでも部品出るわけじゃないんだから逆輸入なんて尚更…

ある一定期間は消耗品に気にしないで乗れる新車とは違う。

MT-09SPを所有したまま、パーツの確保やコンディション維持の為の整備に私は力を入れることが出来るのだろうか?



多分…出来ない。




こういうバイクは、
心の底から本当に欲しい!
この先ずーっと大事に乗ってやるぞ!って人じゃないときっと相応しくない



浮ついた気持ちでバイク買おうとしていた自分が情けなくなりました。


テンションが上がって買う気満々でいたところにこんなオチになってしまい、このハナシを以前から知っている方を振り回したことになってしまいました。



反省してます



今後は調子に乗らないようにします