これまで何度も申し上げておりますが、この冬は降雪でとてもバイクに乗れる状態では無かったので年末年始はグロムのメンテナンスに明け暮れておりました。
明け暮れてたといっても、休みを使ってあっちもこっちも整備じゃー!という感じではなく、ただ単にこれまでやったことがない作業を有り余る時間を使って慎重にやっていただけですけどね
(作業場が氷点下の青空ガレージなので寒くて捗らないせいもある)
知らない・慣れない・得意じゃないことはゆっくりやりましょう^ ^
でね、グロムのどこのメンテナンスをしようと思ったかと言いますと、スロットルワイヤーとクラッチワイヤーの注油なんです。
私のグロム、これまでの出来事からもわかる通り、過去にどんな扱われ方(仕打ち?w)をされてたのかやはり見当がつきません(笑)
ですので、これまでおよそ1万キロ走ってきた中でワイヤー類の交換はおろか注油作業もきっとゼロ!
スロットルコーンにハマっているタイコに盛られたグリスも、今頃カッサカサのボソボソグリスになってる事でしょう…
だから、ヒマなウチに私がやっておこうというわけなんであります(^ ^)
とかなんとか言ってますけど、現状のスロットルワイヤーもクラッチワイヤーもそこまで動きの渋さは感じないので注油は大丈夫そうなんだけど、、、
こういうのは気持ちの問題でやっぱりやっておきたいっすよね、、、
やっておくのに越したことないよね(←自分に言い聞かせてる)
ワイヤー類外します。
その前に、ガソリンタンクのサイドをカバーしているタンクシュラウドを外します。
スロットルボディーがタンクシュラウドに隠れてますんでね、タイコを外すには右側のタンクシュラウドを外す必要があるので私のグロムでは絶対に必要な作業ですね。
クラッチワイヤーはどこにも隠れてないので左側のタンクシュラウドは外さなくても大丈夫なんですけど、あとで別なことをするのでタンクシュラウドは左右とも一緒に外します。
ネジ数本とトリムクリップ何個か外したらパコっと引っ張って…
外れました^ ^
グロム、カウル外すのすげえ簡単だな(笑)
整備性が良いのはイイことだ!
私ここでも一つ疑ってたことあったんです(笑)
バイクのカウルって、裏側にあるツメが相手物に嵌合されて固定される仕組みじゃないですか?
きっとこのグロムのことだから、どこかで適当に弄られてカウルのツメ一箇所くらい折れてんじゃないのー?って思ってたんですよー。
もしもツメ全折れしてたらショックなんで今まであえて分解しなかったんですけど、ある程度時間が経過しましたので、真実と向き合う為に外した次第です(爆笑)
で、結果はというと…
左右とも無事でした!ヽ(´▽`)/
ある意味嬉しい誤算(笑)
いや待てよ、このグロムのことだから
カウルのツメが無事=脱着が上手い人がやった
じゃなくて
カウルのツメが無事=脱着が必要なメンテなんてやってません!
だわきっとorz
まぁ下手なヤツに下手にメンテされるより、メンテされてないほうがいいわ今回の場合は( ̄▽ ̄;)
このパターンだと3分割のシートカウルも多分無事でしょう…。
ではワイヤー類を外します。
クラッチワイヤー。
外す前のワイヤーがどこをどんな感じで通っていたか忘れそうなので、証拠写真を無駄に撮りまくっておきました(笑)
ちゃんと戻せないと困るし、外す前と完全に同じじゃないとなんか気持ち悪いじゃないですか(やはり変なところが完璧主義w)
だから画像内のワイヤーに沿うように
荷物用のビニール紐が這わせてあるのは、ワイヤーを取ってもどこ通ってたか忘れないためにでした。
予防策色々取っとかない忘れちゃったりするんで(笑)
証拠の画像もうっかり削除したりしそうですし
( ´△`)
アジャスターの位置関係も外す前を完全に再現したかったので、完成状態で参考になりそうな場所の距離をノギスで計っておきます
クラッチ側のアジャスターでナットの座面からパイプの角のエッジ立ってる部分まで13.55mm
いやこんなめんどいことせんでも遊びなんかレバー握って好みになるまで調整すりゃいいやんワイヤー新しいのに変えたらそんなやり方参考にもならへんしって言われそうですけど、
一度も作業やったことない人間にとっては、外す前の位置と同じ状態に戻すことがベストなんです!(多分w)
出来もしないのに手ぇ出して訳わかんなくなってお店持ってってすみません何とかしてくださいのパターンになるのだけは避けたいという変なプライドありますので…
こうやって少しずつ勉強していくんです、きっと
そして案の定、アジャスターの取り付け位置だけでもワイヤーのケース長が変化し、遊びを取ったり出したり出来ることを私は初めて知る💦
スロットルワイヤーもレイアウトを間違えないように色々撮っておきます
写真撮っておいてて良かったことがここで一つありました。
2本引き仕様のスロットルワイヤーのスロットルホルダー側にあるパイプのうち、画像上側にあるスロットル開で引く動作になるワイヤーはパイプエンドそのものにネジ山が切られているので、パイプをクルクル回して最後にロックナットで締めて固定するやり方になってるんですね。
スロットル閉(戻り方向で引く動作)のワイヤーのパイプエンドは逆に、ネジ山が切られたナットがパイプをホルダーに押し付けるカタチで固定されるんですね。
なので、スロットルボディー側にもスロットルホルダー側にも張り調整をする機構が無いスロットル閉側のワイヤーはナットが締まるところまで締めればそれで終わりなのですが、スロットル開で引く動作のワイヤーは、クルクル回せば回すほど奥に入っていっちゃうので元の位置から変わってしまうし遊びも違くなってしまうんですね(^^;)
私が言いたいこと、わかりますでしょうか…?
言葉に説明するのヘタクソなので、言葉以上にヘタクソな手書きの図解で説明します(笑)
スロットルホルダー(スイッチボックス)内にある程度の空洞部分があるから、パイプ(ケース)をクルクル回していけばワイヤー外す前よりも奥に入って行っちゃいますし、あまり締めなければ外す前より浅い場所で固定出来ちゃうってことになりますよね?
いやだから遊びの調整はスロットルボディー側とホルダー側でうまくバランス見ながらセットすりゃいいんだよって言われそうですけど、あくまでも今回は外す前と同じ状態にするのが目標ですので、とりあえず画像の通りネジ山5つ出てる状態で復元出来るよう覚えておきます。
整備得意な人からしたら何言ってんだ?ってなりそうですけど、
これだけでも私にとっては仕組みの勉強になったんですよ(⌒-⌒; )
ワイヤー外すだけでも中々の尺になってしまいましたので、続きはまた今度に^ ^