フロントフォークが外れました。


さぁ続きをやっていきますか(大丈夫かなぁ…)






トップブリッジから外す前に緩めておいたトップキャップを完全に緩めて外し、フォークオイルを抜きます。


インナーチューブを何回もスコスコ動かして、オイルが中に極力残らないよう逆さまで放置します。


ちなみに抜いたオイルを廃油受けやボウルなどにドバドバ流すのではなく、左右別々にビニール袋に入れて処理したのには理由があります(後ほどわかります)
      


そういえばグロムのフロントフォークって他の倒立フォークとは違い構造が特殊らしいですね…。
フォークスプリングがインナーに組み込まれてるとかなんとかかんとか。


オイルはすぐには入れず一晩ぐらい放置してから入れたほうが良いとの情報でしたので、この日は
フォークを逆さまのままにして終了します



10/2(金)

早めに仕事から上がれたので、速攻で帰宅して速攻で作業に取り掛かりますw

次の日は休みなんですけど、今夜のウチにオイル入れてエア抜きまでやっておかないと明日中に組み立てと試走までたどり着けなくなりそうですから(^_^;)




抜いたときに垂れたオイルでギトギトなフォークをキレイにしてあげます^ ^



フォークオイルを計りましょう

フォーク一本につき約220cc必要とのこと。


なのでとりあえず


+20ccの240cc入れることにしました。



ピッタリ220cc計って入れた場合、もし油面調整時に調整ツールが全く吸い上げなかったらオイルがたまたま規定の高さまで入ってたことになるのか?
それともオイルが思いっきり足りなくて吸い上げなかったのか?このどちらになるかわからなくなりそうなので少し多めにしておきます。

そうです…私この時初めて、油面調整の意味とツールの原理を知りましたwww



オイルの入りがあまり良くなく一気に流し込もうものならドバァっと溢れそうになってヤバいので、時々スコスコとストロークさせながら数回に分けて入れます。

エア抜きの為にさらに何度かストロークさせたあと一晩放置するので、フォークにゴミが入らないよう袋を被せて立てて保管します。


倒れないようヒモで柱に ̶磔̶プ̶レ̶イ̶固定しておきますw



さて、エア抜き終了するまでの間にもう一つ作業に必要なものを作ります^ ^



さっきチラッと言いましたが



油面調整ツールです^ ^



使ったことがないツールなので最初は既製品を買おうかな?と思ったんですけど、油面調整ツールの原理を理解すると明らかに自分で作れそう。

ていうか自作してる先人達が沢山居るのを見てしまっては、メンテナンススタンドやジャッキアップアダプターを作って来た私からすればココはやはり自作しないと!



それに、今回のテーマ(というかグロムに関してずっとw)が「メンテコストを知恵と工夫で抑える」
ですから、




一般的な相場の1000円台後半から2000円前後を大幅に下回る格安油面調整ツールを作ってやりましょう!





ということで、
オイル交換の為に前もって買い揃えた物第二弾w


・ダイソーで買ってきた注射器(20ml)
・同じくダイソーのジャンボスポイト
・ホムセンで切り売りしてもらった燃料ホース20cm
・同じくホムセンからゲットしてきた5mmのアルミパイプ1m一本

あと画像には無いけど、平らな木材の切れ端を少々w



まずはアルミパイプを12〜3cm程の長さにカットします


次に、平らな木材を適当な大きさにカットしたら



このような切り欠きが出来るように切り出しすぐ真横にアルミパイプが入る大きさの穴を開けます


何故この切り欠きが必要で、そして何故切り欠きの真横に穴を開けないといけないかというと…


グロムのフォーク、トップキャップを開けると


こういう感じでシャフトが入ってるので、既製品だとツールがトップキャップに当たりパイプが入っていかない可能性があり(画像お借りしました)

真ん中が輪っかタイプの既製品ならトップキャップを外せばシャフトがツールの輪っか内にうまく入るかもしれないのですが、それをクリア出来ても今度は


フォーク内がこれだけ狭いので
フォークに付いているシャフトをかわしつつパイプが真っ直ぐ入ってくれるのかちょっと怪しかったんです(汗)



ですので、トップキャップを外さなくても装着出来るようシャフトと同じ幅の切り欠きを作ってその真横ギリギリにパイプ用の穴を開けたワケです( ̄∇ ̄)


結果的には自作の道を選んで正解だったかもしれません^ ^




今回はマニュアルの油面レベル指定値に従いますので、パイプが木の板の裏側から75mm出るように測ってからボンドで固定します。


板に対してパイプもほぼ直角に真下を向いてるのでまあまあ良いでしょう。



あとはパイプとダイソーの注射器を燃料ホースで繋いだら完成!



自作油面調整ツール!ヽ(´▽`)/


ただしパイプをボンドでくっ付けたので、今のところ油面レベルは75mm限定です…


あ、別にボンド取れば調整出来るか(爆)



我ながら良いものが出来たw


そうだ、自作油面調整ツールの製作費が幾らだったか計算しておきましょう。

ウソつくのは良くないですから証拠貼りますw


・化粧品用スポイト=注射器(20ml) 110円
・スポイト8本入り エラブラシ用なのでノーカウントw
・ジャンボスポイト=出番無かったのでノーカウントw
・アルミパイプ5mm×1m   249円
・燃料ホース20cm  33円

それと
・木材の切れ端 手持ちの廃材なので0円



合計:392円!


デイトナのヤツの税込価格が2200円だから1/5以下の金額で出来た(//∇//)

余談ですが、切り売り方式の燃料ホースの値段を
、1mで150円なのを10cmで150円だと勘違いしとりあえず20cm分切ってもらったんですが、
これがもしアルミパイプを一緒に買わなかったら、
レジで33円だけ払ってたのかと想像しちょっと恥ずかしくなりましたwww




よし、
我ながら良いものが出来た
(2回目w)


これで油面調整も可能になりましたので、エア抜き待ちが終わり次第調整したいと思います^ ^



しかしこの後の作業で、フォーク底付きの原因と思われる異変を見つけることに…


続く