コンサルに入っている会社の話しです。

退職者が大量に出ています。

どれくらいかというと
この直近2年間で
従業員が8割以上入れ替わってます。

そしてまた
近々辞めるという潜在的離職者もいます。

経営者にアドバイスをしました。

「もっと従業員さんのことを考えて下さい。
想いをウェブでも何でもよいので毎日
発信してください。」

と、
そうすると返ってきた答えがこう、

「経営計画書の冊子を発行して
全員に渡している。それを読めばわかるだろう。
面談も2、3ヶ月に一回しか時間が取れない。」

それに対して
「情報の変化は激しいし、
言葉の持つイメージや定義は人によって
全然違う。あなたが考えている、お客様ファーストと
従業員が考えているお客様ファーストは
全然違っていると思った方が良い。

つまり会社の向かっている方向、ゴールは
個々人の向かっている先、ゴールを
集約したコレクティブなものでなければ
ゴールの重なりがない従業員は
離脱して辞めていく。」

と直言しました。

それで
後日どう行動が変わるのかと
観察してみると

月に一回の朝礼で
「お客様ファーストとは何か?」
「思いやりのある人とはどういう人?」
と意見を出させるだけ。

そして
「他人のことを考えて、、、」
とか
「人が困っていたら手伝う。」
とか
「模範解答」を見て
満足している。

おまえら、アホか?

あたま、マインドで考えた答えなんか
人はウソをつくってわからないか?
だから
人に優しくなんて言ってても
すぐに忘れて
人の悪口とか言うんでしょう?

例えば私なら
「モノを大切にする習慣がある人」
が想いやりのある人と定義します。

モノを「バーン」と音を立てて置いたり
雑に扱う人は
人も雑に扱います。

人間も究極物質ですからね。

私はモノを大切にすることから始め、
人を大事にする習慣も
身につきはじめ
人の繋がりも増えてきました。

それも
自分のステージを超えるような相手から。

自分の魅力がつく習慣を
実践しているからです。

カネを出せば人がついてくる?

そんなので変わるわけない。

先の経営者は
普段の習慣を観ると
問題の根本を考えようとせず
カネを使ったり、
人脈を漁って
解決をしようとしています。

コンフォートゾーンを抜ける、
つまり
自分が変わり続ける努力を
しない限り
従業員に心の中で
バカにされてますよ。