働き方改革に関する、いろんな人が口をつぐみ
真正面から取り上げない「タブ―」について書きます。
ひょっとしたら読んであなたは感情を害するかもしれませんが
労働相談の専門家としての意見を述べます。
私が関わっている企業のとある女性社員(40代)
の話です。
いわゆる某大手の流通業(大手スーパー)の社員の方ですが
パートさんのシフト管理や在庫調整など
お客様の前には直接出ない、「裏方」のお仕事をされています。
この方、周りの方に非常に評判が悪い。
というよりこの方の話に触れたがらない。
というのは
「機嫌が良い時と良くないときの差が激しすぎる」からです。
機嫌が良い時は異常にハイテンションでいろんな人に話しかけますが
良くないときは職場に来ても
事務室でほぼ一日中壁に頭をつけたまま動きません。
欠勤も多い。
会社、上司である店長も見て見ぬふりをしているようです。
機嫌が良い時も仕事ができるかと言えば
パートさんに質問してばかりでミスも多く
パートさんの間では
「何であんな仕事できない人がボーナスもらってるの?」
という話が出ているわけです。
いま日本では政府主導で「働き方改革」が進められ
労働時間短縮がトレンドになっています。
長時間労働をする人が肩身の狭い思いをし
労働時間削減に伴い
生産性が落ちるのではないかと懸念する経営者様も多いと思います。
しかし生産性が上がらない原因の一つが
「与えられた役割を果たさず能力を発揮できていない」
前述のような社員がいることも無視できません。
景気が良くなっているという実感は多くの国民はなく
「まあとりあえず会社にいとけばそれなりにお金は貰えるし」
という消極的な意思の在籍や
「仕事は部下にできるだけ任せて」という管理職(実態は放任だったりする)
の怠慢が生産性を下げ
一部の社員に仕事量の負担が増えているという会社が多いのではないだろうか。
日本人の変な「助け合い」の精神もあり今まではそれでもやってこれました。
しかしTOYOTAの豊田章男社長も言うようにもうすでに
大企業においても「従業員の長期雇用のシステム」を今後支えていくことは
困難になってきているのです。
意外と思われるかもしれませんが日本人の生産性は諸外国と比べると劣っています。
「生産につながってない、無駄な長時間労働」が多いのです。
付加価値額を従業員の総労働時間で割ってみればわかります。
また、
あなたの会社では人を採用するときに
その会社に合った、明確な採用基準を設定していますか?
人を採用するのは簡単です。
でも解雇は困難です。
パートだから,嘱託だからと言って簡単にクビにできるとか思って無下に扱うと
今の時代すぐ訴えられますし
人の採用や労務管理で問題を起こした会社は
ハローワークで求人を出せなくなることは知ってますか?
人を採用することは私もやっていましたし大変骨の折れる仕事と実感しています。
でも私は私なりの採用基準を持っています。
でも多くの企業は10~15分程度の形式的な面接や筆記試験にこだわって選考をしています。
「それで本当に採用は適正ですか?」
もっと柔軟にやってもいいのではないでしょうか?
自社の組織図を描いてみましょう。
自社に足りていないところは何ですか?
リーダーがいないという組織力?
組織がマンネリ化しているから新しい商品を開発できていない?
それらを補ってくれるのが良い人材であると思うのです。
私がとってきた方法の一部ですが
「あなたがもし入社したら、
あなたは出社最初の一日目でどういうことをやっていますか?」
と聞いてみる。
何も会社のことを調べず何も考えていない人はすぐわかりますね。
「やる気があります」とおっしゃる人は多いのですが
やる気=未来の自分から今の自分に向かって流れ込むエネルギーなのです。
また、例えば事務職採用なら
その場で実際に書類を作ってもらいます。
「私、ワード、エクセルできます」って言われても口頭だけでは信用できません。
面接の前にネットから応募フォームを送らせるのも
その段階から選考に入っているのは当然ですね。
氏名などだけでなく何か志望理由なりの「文章」を書かせるべきで
そこでも人柄がわかります。
ネットの書き込みは得てして人の潜在意識が反映されることがあるからです。
私の場合、面接を実際にやってみて
「はい、これで面接は終わりです。」
と面接終了?を伝えた後、少し雑談をします。
「そこからの雑談が本当の面接です」
某大手学習塾では最終面接に進んだ人たちをパーティーに呼びます。
そこで「お酒」も入った食事会をやります。
私の知っている人でその場で羽目を外し過ぎて採用選考からもれたかたがいます。
私はこういうやり方も個人的にアリだと思っています。
繰り返しますが採用は簡単、解雇は困難ですから
「とりあえず忙しいから人を雇う」
では悲劇が起こります。
むかし、私が立ち上げた教室でも
とりあえず教務で雇った人に
最初は生徒が少ないために事務の仕事をやってもらったことがあります。
まあ、本当にやっつけ仕事ぶりは見事でした。
そして「契約上の」仕事終了時刻ピッタリにタイムカードを押して帰る。
たまに1分前とか2分前に打刻されているものもありました。
それで働いてない分の賃金をカットしたところ、
本部にクレームを言ってこられました。
最初の面接で事務の仕事もあるがどうか?と確認しておくべきでした。
あっ、基本的に事務仕事でもきちんとできない方は現在は私は雇わない方針です。
組織内で働いている個人も
働いているうちから自分自身の能力が上がるようにスキルを上げ
会社から「要らない」と言われても困ることのないようにしておくべきですね。