ドリアン嫌いは日本人だけ?

今年も常夏タイランドでは果物の王様と呼ばれる”ドリアン”の季節がやってきました。ほんのり香る独特の匂いが町中に漂い始める今日、美味しいドリアンを求めて奔走するタイ人たちの姿があちこちに…


ドリアンの写真を撮ってSNSに挙げても、悲しいかな、大抵の日本人の友だちからのコメントは「そんな臭いもの、よく食べるな」とか「あの強烈な匂いはアジアの匂いだな」とかたいてい否定的なものになる。


しかし、コメントの友人本人に訊けば「食べたことがない」がほとんどの回答で、タイ旅行で見たことあるけど食べることはしなかった的な感じだ。かく言う自分もタイに住んでからは当面食べること、見ること、近寄ることもできなかったのである(笑)しかし住めば都、住めばドリアン、その季節になると周りのタイ人がざわめき出す。「もう食ったか?、あそこの店のドリアンはどうだ?」などなど、まるで朝の挨拶のように飛び交っている。

確かに日本でも「鮒ずし」とか「臭豆腐」とかその強烈な臭いで敬遠する日本人も多いと思うが、好きな人にはその臭いが「いい香り」になるのだろう。ドリアンもそうだと信じよう。とにかく、一度食べてみてもらいたい、日本のメディアではドリアンは確か「果物の王様」と紹介されているはずだ。ちなみに「果物の女王」はマンゴスチン(こちらは日本人にも大人気で日本のデパートでは一個300円だとか…タイなら”5キロ”は買える)

 

食わず嫌いとはよく言うものだ…ぜひぜひ日本人にも”食って好き”になって頂きたい。アジア諸国の中で日本人だけが食べられないって悲しいじゃない?ほとんどのアジアの民は大好きなのに…(誤解覚悟で)


 あの”香ばしい”香りに”ツルツルの肌”を噛むと中には”ふわっと甘酸っぱいクリーミーな果実”の味を楽しめる。やっぱり”王様”なんだと今更ながら納得、納得。

 

(終わり)