贅沢しない贅沢なランチ
常夏タイランドの馬旅日記も、ここ数日の急激な猛暑で馬に乗る気にもならず、近所の浜辺をドライブしたり、冷え冷えの映画館での楽しみに変わる”馬なし日記”になってきたかな。
週末も朝からモワモワと熱気が肌をうち、家で映画鑑賞の籠城戦か、いや今日はドライブがてら近くの海辺に行ってランチにしようかと１分間の思案の上、馬には乗らないけどやっぱ馬の絵のTシャツとジーンズに着替えいざ出発。
週末なので、流石に海辺のお洒落なカフェやシーフードレストランは混んでいて、駐車スペースが見つからない。海岸通りの端まで来たら、いかにも”海鮮食堂”的なレストランに吸い込まれていった。
海辺は涼しい、なんてイメージだけで実際タイの海風というのはねっとり湿っていて塩分もあってか、のっぺりと海面を吹いてくる熱風はさすがに気持ちいい！とは言えないのである。そうは言ってもやっぱり浜辺で波音を聞きながらの食事は格別なんだね、凪いだ海はタイの内湾で、ここアンシラー漁師町の浜辺はそんな落ち着いた雰囲気を醸し出す。
早速メニューを開いて”当店おすすめメニュー”だけに注目して…おお、これとこれとこれ！これまた１分以内で３品の注文を即決。家での籠城戦を回避した瞬間に頭に浮かんだ食べたかったメニューなのである。それがこちら。
まず、カニ肉入りの炒飯（カオパッド・プー）、イカの辛酸スープ（プラー・ムック・ヌン・マナーォ）、そして何と言っても”牡蠣”のナムプラー漬け（ホイ・ナンロム・シェー・ナムプラー）そしてキンキンに冷えたシンハビール…とはいかず、車の運転のためここは自重するのだ。
こんな浜辺のシーフード、どうでしょう？都会の高級タイ料理レストランもいいけど、週末ドライブでふらっと浜辺でランチ…なんという贅沢な休日なんだろう。食後にはタイならではのココナッツ・プリンを静かな海を見ながら頬張って、まったりと時間が過ぎていく…
