王宮を出、旅支度を始める前に朝食を摂ることにした一行は近くの食堂に入ることにした
「あー、それじゃあ自己紹介でもしとこうかと思うんだけど…いいか?」
ジャックの提案にアニスとリアがうなずく
「それじゃあ俺から、俺はジャック、一応“勇者”っつー事になる。得意なのは剣術だ、あとは光属性魔術の適正も少しあるけど…正直余り使えないカンジだ、よろしく」
ジャックが挨拶を終えると次はアニスが話し始める
「私はアニス、王宮で“賢者”してるわ。魔術については一通り精通してるからジャック君の魔術も鍛えてあげるわ!」
アニスは見た目20歳程の女性で桃色の髪と目をしている
「お、それじゃあおねがいするぜ」
「次は私ですね、“処刑人”のリアです。」
リアは15歳程の見た目で白髪青目の少女だ
リアに対してジャックが質問を投げる
「その“処刑人”ってのは一体何なんだ?」
「そのままの意味ですよ、生きる事さえ許されないような罪人を処刑しその命を天へと還す事が私の仕事です」
「後はそうね、ある程度以上の階級の“処刑人”は自己判断でも処刑を行える権限を持つの」
「私も一応その権限は持っています」
「なるほどなぁ、じゃあ最後にシグ!」
ジャックが自己紹介するよう促すとシグは渋々口を開いた
「…“吸血鬼”シグだ、ナイフの扱いと生命力には自信がある」
「なるほどな、ところでシグは何であんな扱いを受けてんだ?」
「知らん、国王が人外が嫌いなんじゃないのか?」
そう言うとシグはそれ以上話す事は無いという風に口を閉ざした
「まぁ何だ、自己紹介も終わった事だしそろそろ必要なものを買い出しに行こうぜ」
ジャックが席を立ち皆もそれに続いた
旅支度を終え馬車に荷物を積み込む。
「出発は明日にしようか、もう日が暮れそうだ」
ジャックの提案にリアが口を開いた
「いや、寧ろ今出るべきだと思います」
「私も賛成よ、善は急げってね」
「分かった、じゃあ出発するか」
そうして一行は馬車へと乗り込み王都を出発、魔王討伐の旅へと旅立ったのだった…