いつものこと 41回目 | 大井剣友会@ふじみ野

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私見だらけの剣道に関するブログです。
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朝稽古 23人で脚強化。

いつものことだけど、大阪からの出稽古あり。

脚強化ついてきていた、素晴らしい!

さて先日の大井剣友会稽古で、黙想の時の印の組み方で意見が割れた。

私は、右手 陽 荒ぶる手 を 左手 陰       静なる手 で 抑え、 結果 無になると教わり、右手が下、左手が上で印をくむ。
剣友会に逆の方がおられ、理由はわからないがそう教わったそう。調べたらその印は、そもそもインド仏教では、左手を不浄なものとして、それを清らかな右手で抑えるとあり、仏像などは左手が下が多い。
しかし、今朝稽古では参加された先生方は右手が下の先生ばかり。

ではどこから剣道ではそのように変わっていったのか?
実は、インドから中国に渡り、陰陽説が生まれ、禅宗に発展。そこでは、先の理由で右手が下という印のようです。剣道と禅は関係極めて近く、剣禅一如という言葉もあるほど。山岡鉄舟や小川忠太郎など有名なところ。

だから、いつしかそういう教えから剣道家の多くが右手が下ということになったと思われる。ただ、宗教的な話も含まれているので、剣道連盟は明確には定義せずに、どちらでも良いとしているということのようです。
ちなみに指導要綱にも記載はされていません。

大井剣友会では、先の理由で、子供達の指導は 基本 右手が下としたいと思います。おそらくそちらの方がマジョリティだと思われますので。

しかし、所作一つ一つに意味がある、歴史がある、勉強になりました(笑)