言葉について自分の言葉を手放して、何を語るというのか。 他人の言葉を借りて何を語るというのか。 本を積み上げて手に入れた言葉たちを、路頭に迷わせるのか。 貧乏性の私が、生きた言葉たちを腐らせて捨てるのか。 捨ててはならない言葉たちがここにある。 ずっと遠くばかり目指してないがしろにしてきた体いっぱいの言葉。 いつ語るのか。 生まれた言葉は一秒ごとに古くなり淀んでいく。 いまだからこそある価値を、忘れてはいないか。