稽古場所としては映画セットを思わせる環境の良い根岸家長屋門の屋外稽古です

春は門前の桜の大木、五本の木が満開になり桜の花びらがチラホラ散る光景を目にしての贅沢な稽古場です

  

根岸家長屋門前にて      根岸家長屋門     桜満開の今年の3月末日~

 

今日はお二人の剣士が見えました

小学生のO君と病気で長い間、休んでいましたが元気に回復して稽古に見えたSさんです

天候は午後から雨が降り出しそうな予報ですが、曇り空くもりでも足下に注意して

早速、基本稽古です、場所を変えながら居合形の「立ち技を五本」

間合い(まあい)」と「捌(さば)き」を修得するための稽古「組太刀三本」です

 

  

根岸家長屋門正面    長屋門正面前にて基本三の「突きの稽古

 

基本刀法の「真向斬り」「両袈裟斬り」「両逆袈裟斬り」「左右の横一文字斬り」もします

試し斬りの時に、左右袈裟斬りから左右の逆袈裟斬り~左右の横一文字と

連続して、一刀目の右袈裟斬りは~二刀目左逆袈裟で斬り上げ~三刀目は右一文字に

水平に斬りますが・・・どうも居合形で右からの逆袈裟や右からの一文字水平に斬る

居合形や剣術形が無いせいでしょうか?斬り慣れていないので基本刀法で何度でも

右の逆袈裟と右の水平に斬る横一文字を何度も多く反復稽古するようにしました

 

  

(熊谷場所でのS君 左:右袈裟  中央;逆袈裟  右: 右から左への横一文字斬り

 

右袈裟を斬り返す刀で下段から左逆袈裟を斬り、右側面から横一文字に左側に

水平に斬る連続業の「試し斬り」と右袈裟斬りで斬り下ろし、一旦(瞬時ひらめき電球)「刃筋を揃え」てから左逆袈裟で切上、右側面から左側に水平に一文字斬る、刀法もあります

 

級のレベルから右逆袈裟と右横一文字斬りの稽古をしておけば・・・バランスよく

二・三段レベルになる頃には、「一、二、三の連続斬りで三刀目、一本の藁を三回切り口が

異なって」斬ることが出来るようになりますね・・・(▲上記三枚の画像参照)

 

  

相手の喉元に付ける      鎬でかわす        身体を捌き、受け流す

(木剣から刃引きの刀で稽古する・・・互いに真剣になってきた・・

木剣で当てるのではなく、刀を振ることでなく、刀で斬り合うのです!少し解ったかな?)

 

組太刀の稽古ですが木剣で三形三本を、相互に打太刀と仕太刀に分かれ

形稽古をしますが、間合いが合わない(相手の適所に斬れていない)

(もの打ちに斬れていない)など、どうも腰高やおよび腰、相手に対する

遠慮が見られるのでこの際、刃引きの模擬刀でユックリ形動作を何度も反復して

、徐々にスピードを速めて斬り合うようにしました・・・

 

これで少しは緊張があってあせる真剣に斬り合い捌くことが

少しは出来るようになったと思いますね・・・稽古終了後、Tさんは大汗汗掻いていましたよ

 

両名ともこの場所は気に入って、今度は紅葉の時に藁を斬る「試し斬り」をしますよ~

その日まで稽古と鍛錬・・・稽古と鍛錬ですね

  

本身で(真剣)で突く   相手の喉を木剣で突く   相手の木剣を捌き受け流す

動作を剣士達に見せる

 

そういえば、宮本武蔵の「五輪の書」に有名な言葉があります

千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって練となす

一千日は・・・約三年、一つのことを稽古し続けることを「鍛」といい

一万日は・・・(約三十年、一つのことを稽古し続けることを「練」と言うようです

まぁ~千日の形作りで・・・万日の繊細な完成度の高い仕上げを目指すということ

でしょうか?・・・「錬」→「練」は糸へんなので絹糸をねることで「練る」から来ているのかな?

(正確ではありませんがご了承ください)

 

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