休会していて先月末に復帰したE弐段と10月に入門したTさん・・・両名とも昇級(Tさん)、
昇段(Eさん)を願い出ていましたので、出来るだけ準備稽古期間が長く出来るように
年末、最後の稽古日12月26日(土)に各場所で昇級・昇段審査をすることにしました
深谷場所稽古 深谷場所玄関入口 熊谷場所稽古
熊谷場所の午前中稽古でEさんの昇段特訓事前稽古です
段位の稽古方針は初段までは形の動きをシッカリ覚えること
弐段迄は形をシッカリ覚えることですので、ここまでのレベルは出来ているということで
参段位は更に形のメリハリとスピードが要求されることですので・・・
このポイントを注視しながら居合形五本と・組太刀五本(打太刀・仕太刀)の
試技を審査しました(組太刀は形の動きが出来ていれば良い・・・合格基準です)
試技に入りましたが、スピードを上げて形のメリハリを付けようとするのか?
足捌きが開き、振りが小さいのと重心がブレるのが気になり、再度、時間をとり、
やり直しで形を変えて試技を再度して合格としました。
(足首を捻挫していることは承知していましたが
、その怪我を克服して今後も頑張ってください)
Eさん三段審査中 昇段審査 事前稽古 三段組太刀審査中
午後の夕方のTさんの昇級審査は「深谷場所」です
Tさんは10月に入門し毎週、稽古休みが少なく週二回の稽古の時もあり熱心に道場に通ってきています。入門以後五日間の初心者講習修了検定も成績よく習得し、今回の三級資格にチャレンジです。前回のリハーサル稽古では、最初の会員心得で、暗唱した言葉が途中詰まり、シドロモドロ?でしたので今回はスッキリ、流れるように暗唱した言葉がリズムよく続いていました。では三級の居合形試技です。
座技一形と立ち技2形で合計三形の居合形試技をします。
その前に道場入室の礼、立ち振る舞い所作などを観ます。
「礼」に始まり「礼」に終わる武家の世界ですね~
「起立」・「礼」などお辞儀のことだと思うかもしれませんが幼少の頃、父に良く礼はお辞儀も含みますが相手を敬うことが礼と言われました
その気持ちが最初に表現する挨拶なんです
更に、中学に入学すると剣道の学科がある私立に入れられ、
袴をはく時に五本の襞の意味を
言われ「仁」「義」「礼」「智」信」の五常、サムライの守るべき徳を何度も・・・
後ろの襞が一つは二心が無いように・・・襞が一つになっている・・ということを聞かされて
学校に通ったもんです。(今度、この五常の徳も暗唱してもらいましょうか?)
また馬琴の南総里見八犬伝で出てくる「忠」「孝」「悌」で八犬士ですが・・・
数年前に会津の日新館に伺った時に日新館童子訓の中に一つ多い「敬」がありました
この孔子の教えを日新館の童子たちは暗唱していたのですね~
孔子の教え 日新館のポスター 日新館の童子たちの授業(白虎隊も含む)
(右は女優:吉永小百合さん)
あ!・・失礼・・・つい脱線しましたが、Tさんの三級試技のお話途中でしたね
級は居合形の理合いの動きを先ず、どういうふうに動いていく形なのか、形の全体の動きを掴んでいくことですので、形の動作を見ました。
真向振りや袈裟斬りの時に眼が移ろいたり眼が泳いたりすることを注意指摘して
「合格」といたしました。敵とは2㍍以内での斬り合いですので目を移ろいだり、目を閉じたりした目線を外したら隙があり斬られてしまいますよ~
では来年度、Eさん「三段合格!」Tさん「三級合格!」おめでとうございます
年末最後の稽古納めは結果よく「有終の美」で飾るということでしょうか?
「お疲れさまでした~」では皆様、良いお年をお迎えください~
いつも訪問やイイね頂き、ピグファッションも素敵なピグともに感謝しております
来年もよろしくね~