今日の午前熊谷稽古はT三段が参加・・・
稽古場の剣道場を見渡すと一人だけ・・・どうも先週より韓国で行われている
平昌冬季五輪に目が向いているのか?先週に引き続き極めて少ないのです
今朝の五輪種目は9時30分からNHKで「フィギュアスケート男子フリー」の放映
この時間帯は稽古が9時~ですので、どうも穿った見方で思ってしまいますね~
前日のシュートプログラムで羽生結弦選手が首位で宇野昌磨選手が三位ですので
気になる処なのが解りますね~
(午後の稽古をして自宅に戻るとフィギュアの結果がわかり
羽生選手が金メダル、宇野選手が銀メダルで世界を沸かせていましたね~
「おめでとうございます!」)
金銀ダブルメダルのお二人 羽生選手 宇野選手 頑張った日本!
この日はきしくも将棋オープン戦で藤井壮太新六段(15歳)が
羽生竜王善治竜王(47歳)を破り
優勝して棋界に衝撃を与えましたね~(驚きです・・・)
そんな日ですので「羽生で勝って羽生で負けた」・・・歴史的な日ですよね~?
稽古の話に戻しますと・・・マンツーマンでT三段の居合形を20形の中から
主だった形を今日は観ることにしました・・・
三段ともなると速さ(スピード)を求めるのこともあり注意点を連写で撮ってみました
座技「連(れん)・捨(しゃ)・陰中陽(ようちゅういん)・陽中陰(いんちゅうよう)
響き返し(ひびきかえし)」など、立技は「両車(りょうぐるま)・野送り(のおくり)
夢想返し(むどうかえし)・四方(しほう)」などの居合形稽古です
四方 両車 夢想返し
連 陰中陽 響き返し
連写での分析では刀の角度、刀運びと(運剣)刃筋、切先上がり、
足運びと「一足一刀」のタイミング、捌きと背筋と腰の入れ方などで・・・
スピード(速さ)は問題はないですね~これからは自分の形に緩急をつけ
凄みを活かした斬れる己の居合形にしましょう
次回の時に指摘しておきましょう・・・
陽中陰 陰中陽 夢想返し
(Kさん「左」は膝を痛めているため、座技を立ち技に変えて稽古です)
午後の本庄場所はKさんTさん両初段の稽古です・・・
組太刀稽古を初めて二回目ですので「間合い」の説明を具現化した動きを
見せる(足運び)や(木剣の斬り処・ものうちの位置など)
互いに寄り木剣の切先を合わせ斬る頭の前頭部に互いに合わせる
(この場面が一足一刀・・・右足を踏み込みものうちが前頭部に届く)
相手の前頭部に届き生死を分ける間合い①です
(真剣で戦う場合の場面では)よくこの間合いから生死を分けるから踏み出せず・・
「ヤ~ヤーおーオー」と掛け声だけ勇ましく・・・なかなか踏み出せないのです
※ものうち=刀の切先から10cmくらいの処が打ち込んで斬っても強く、丈夫な刃の部分
①間合いを測る 組太刀 ②北斗(ほくと) ③ 太白(たいはく)
(一足一刀の間合い)
そして仕太刀(勝つ方)打太刀(負ける方)に別れ打太刀が仕立ちの首を袈裟で斬る
それを仕太刀が後の先(遅れて正中線を取る)・・・この時、仕立ちは木剣の鍔元に近い
ところで受けないと打太刀の木剣に打ち負ける(又は押さえられてしまいます)
稽古の時は気をつけましょう
・・・そうすると正中線を取られ
仕太刀の空いた隙を狙い・・真向で斬りで斬りかかる処を仕太刀が正中線の左足を外し
カウンターで、打太刀の喉元に②切先を突けるのです・・・
解り易く・・・身体と木剣を使用しながら説明で何度も熱く語りましたよ~
今日は「北斗・太白」の二形ですが・・・何度でも反復し身体で覚えましょう・・・
「理論より実践です・・・」
どうもお年寄りは頭で(理屈が先で)
考えてから動作を覚えようという傾向がありますね~
では、また来週お目にかかりましょう!