日曜日の午前中稽古を終了し午後は「試し斬り稽古」です
今日の試し斬り稽古参加者は「M弐段」と拙者の二人だけ、三連休は「お彼岸」の
お墓参りが多いのでしょうか?・・・ってことで
今日は拙者に用事があり時間があまりないなかで二人で早速、試し斬り稽古です
座技で右袈裟を斬る 斬った巻き藁の切り口です
午前稽古であまり見せたくない秘剣(内伝・奥伝)の稽古をコソコソ自主稽古してまして
午後の試し斬りに、この形を実際に斬ってみることにしました
サムライは、よく対座する時に相手に敵意を見せないために右側に刀を置きます
(右側に刀を置くということは刀を抜くときは左側に刀を置いて右腕で抜きますから
刀を置き換え抜くためには時間がかかるので敵意を見せない作法としています・・)
下記の場合(左側に刀を置く)と違い・・当然、右側に刀を置くことで油断していますよね~
この対座姿勢で相手を斬る業ですね~(どうやって相手を斬るの~なんて言われそう~)
幕末の時のような臨戦態勢においては、しばしば見受けれれる左側に刀を置き
対座している緊迫した場面ですね
(幕末慶応四年、江戸開城の時の勝海舟と西郷隆盛の対面はまさに、このような状況ではなかったかと思いますが?・・・事実はわかりませんので?詳しくは割愛します?)
右に置いた鞘を後方に真っ直ぐ飛ばし右手逆手逆袈裟で(相手の左脇、胸を斬り)
斬り上げそして素早く斬り上げた刀を対敵の頭へ真向に斬り下げる・・・稽古です
立ち技(立って斬る技)と違い座技(座って斬る技)は難易度が更に難しい技になりますね
右逆手で斬り上げた刀を追い手で右手、左手が揃い瞬時に素早く対敵を斬る
遅いと対敵が逃げてしまいます・・(形では真向に斬りますが・・
この稽古の場合は右袈裟にしてみました・・・)細かい形・技説明は都合上割愛します・・
M剣士には以前からイベントがある機会に「試し斬り演武」は
連続業「川蝉(かわせみ)」をしていただくことが多いので・・この業を繰り返し
左袈裟に斬り~左からの逆袈裟で斬り上げ・・刃筋を水平にして右側から横一文字に
水平に斬る・・・もう一方では「水返し(みずかえし)」左逆袈裟から斬り上げ水平に刃筋を揃え
右から横一文字に水平に斬る・・または「水車(みずぐるま)」左逆袈裟から斬り上げ
右逆袈裟に刃筋を揃え右逆袈裟に更に斬り上げる業である・・
左袈裟を斬り~剣先が下がり~今度は右逆袈裟で斬り上げる 右袈裟を斬り~▲
右袈裟を斬ったら今度は逆袈裟を斬り上げる稽古・・・斬り損じた~ぁ▲
(刃筋が合ってない)
稽古ではこんなことも当たり前にありますよ