秋深くなったとはいえ紅葉も地方では最後の見頃と言われていますが
先日の江戸(東京板橋区のある公園)では枯れ葉が散る、寒さが堪える季節になったきました
さて武州(埼玉県)の熊谷稽古です
先週は間合いの稽古で剣術・組太刀を取り入れた稽古をメインにしましたが今週は「見斬り」です
対敵の剣先(切先)が間合い(1m80cm~2m)の時に真っ向斬りに間合いに入った場合
刀の剣先(切先)が目の前に来ます・・・
その剣先(切先)を見斬れるでしょうか?・・・三見の見付で素早く躱したり・・・切先を見斬り通す
稽古をしてみました
互いに最初は20cmの見斬りでした だんだんお互いが近くなります
最初は20cm位前でおっかなびっくりで・・・お互いの間合いで腰を引きながら・・・あるいは
刀を恐る恐る斬りこんでいましたが・・・30分も稽古しますと・・・慣れてきて剣先(切先)3寸(9cm)迄
ある程度、見斬りができるようになりました・・・これは三見の目付(切先・顔・拳)を見るようになり
刀の長さを含め動き(刀線)が解るようになります
慣れてくると最終的に10cmまでに見斬れる お互いに見斬れるようになる
(間合いに入るとこの間の斬り合いになる・・・) (間合いを半歩外して見斬れ
るようになる)
最初は瞼を閉じる場面がありましたが・・・だんだん見開き見斬れるようになりました
一昔、自宅で良く自主稽古していました対敵相手は愚息で真っ向斬り、袈裟斬り、横一文字と
逆袈裟斬りでした(愚息は剣道を嗜なんでいたので斬りこむ斬る方専門です)
実際、間合いに入り(2m以内)真っ向斬りで一歩踏み込むと敵の白刃が頭にギリギリ降りかかるので
勇気と度胸が無ければ踏み込めないのです・・・踏み込んだ時に生死を分けるわけですから
それなりの覚悟が昔のサムライはあったのです
明治初期に最期の果し合いがありお互いが間合いに入れず・・・何時間も掛け声だけが勇ましく
戦いが長引いて結局・・・もの別れになってしまった・・・と言うお話も聞いています・・・
理合いの説明にお互い形演武する 理合いに基づいて対敵を意識して演武する
逆袈裟(初太刀)
二太刀目を斬る(目線を指摘)二太刀目は半立ちで逃げる敵を袈裟で斬る(目線
が上になる)
入門一ヶ月、間もないお二人に三形の居合形を伝えました
来週に「剣客商売」・・あっ違いました失礼・・・「剣客万来」の行事で参加剣士のトーナメント試合が
あるため最小限、三形を速攻で型に当てはめ流れ動作を何度も繰り返し稽古していただきました
理屈より身体の動体流れの動き重視です・・身体で覚え反復稽古を繰り返し
最期は、試合形式にして動きをチェック指摘し再度修正稽古して本日の稽古は終了しました
来週は頑張ってください・・・というものの拙者の稽古は?・・・
でした