大学時代の思い出




少し冒険をしてきました。


それは、
『とーいっく165点』
の私が
『とーいっく600点』の生徒を対象にした授業に卒業をかけて挑む。そんな冒険の旅でした。


必修単位『技術英語』を二度落とし、
もう後のない旅。



教室の扉を開く私の眼前に現れた異世界。
そこは日本語のない世界。

颯爽と後ろの方に着席。

教卓の前に立つ美しい金髪の女性【じぇりー】は異世界の言葉で私達に問いかけます

「※£ξ:\〃……あんだーすたん?」

私はこれが
かろうじて理解可能な単語
『stand up』
であることを瞬時に直感。

「OKじぇりー」

悟りを拓いたブッダが如く毅然な態度で立ち上がる


「oh…」
顔を覆い隠すじぇりー

何…だと?

『stand up』は『起立』のハズ…


まさか、これは


英語じゃない!?



後輩達の失笑に包まれながら、
思いっきり「ノビ」をするふりとともに何事もなく着席。

事なきを得る。

このように、全力で挑んでも、言語の壁に跳ね返されるのだ。

そして、期末テスト…不可。
今年もこの単位を落とすのだ。


…すまん父と母。
この愚息理系科目はできるのだが、
英語はだめ。

だってさ、ここではスタンダップが立ち上がるじゃないんだもん。


そんな闇の中、一筋の光が卒業への道を照らします。


「技術英語追試のお知らせ」


しかし範囲は膨大であり

私は得意の日本語で頼みます。


「試験内容を数学にしてくれませんか?」

「運動技能なら自信があります!」

「腕相撲で決めてください!!」

「先生!せめて物理関係なら…可能性の光を!!!!」

「俺は今まで(3年間)あなたの土俵(英語)で闘ってきました。追試だけは俺の……」



テスト範囲が変わるはずもないが、ほぼ答えをもらい、二日間の壮絶な徹夜により、追試をクリアしました。


こうして私の旅は幕を閉じす。

留年のみなさん

私は一緒には行けません。

でも、今度あった時は

また【仲間】だってよんでくれますか?