①インターナショナルスクールで教えられていたのは、自己肯定感ではなかった | インターナショナルスクール式・グローバルに活躍するチカラ/楽しい子育て・グローバル教育!

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息子のインターナショナルスクールでの学び、自身の仕事を通して感じた教育問題、楽しくグローバルに活躍するための子どもを育てる、インターキッズを主催しております。

 

 

IB高校生と神風特攻隊の話をしていて考えました。

 

 

普段、子どもたちと話していると、友達が多くないしコミュ力も高くないから自分はダメだ、という声が聞こえます。


ん・・・日本の若者の自己肯定感が低いのは、どうしてでしょうか?


このブログでも、インターの教育って自己肯定感を上げてくれる、というようなことを10年以上前から書いてきました。

 

巷にも、自己肯定感のあげ方、高い子、育て方等の書籍やネットが溢れていて、流行の子育てようになっているように思います。

 

 

でも、子どもたちをみていると、ただそう言われてきた子が、お友達とうまくやっているのか、(何を持っての成功だけど)成功するのかと考えると、そうじゃないように思います。

 

 

 


もちろん、そういうことなんだけど、


さて、自己肯定感とはなにかについて考えてみます。

 

 

この自己肯定感には、『自尊心』と『プライド』があって、自己肯定感の高い子といわれているのは、自尊心の高い子といってるんだと思うけど、

 

 

ただ、この日本という社会の中で、「自己肯定感が高い子がいい子よ」「成功するのよ」といわれた子どもたちは、どうするでしょうか?

 

 

「ほら、他の子をみてみなさい」なんて言葉をかけられてしまったら?

 

 

子どもたちは『自己肯定感が高い子』になろうとする、そうした方がいい子だし、褒められるから、高い子を演じる。

 

 

でも、いくらふりをしても、社会の中に人と比べていい子悪い子という比較という概念があり、競争させられる限り、子どもたちは勝とうとする、そうするしかない。


そんな話は山のようにあって、例えば、テストの点数の高い低い、偏差値、徒競走の順位、友達の多さ、コミュ力の高さ、他にもたくさんあって、常に他者との比較が求められます。


このような、社会的圧力、競争は、自己肯定感を損なう可能性があります。


一番になって得られるのは、自己への肯定感ではなく競争に勝ったという優越感、逆に一番になれなかった子が得るのは劣等感。


これでは、自分に自信がないまま、この知恵袋の書き込みみたいなことがいっぱいで、

 

 

 


つまり、社会的圧力の中で比較して競争をさせると、ほかの人より優れていることを誇りに感じる気持ちや、能力が認められて「自分は優れた人間だ」と思うプライドが育まれる。

 


日本の若者の自己肯定感が最低なら、自殺率も世界で第一位、自己肯定感を高めようとするがあまり高まらないのではないでしょうか。

 

 

この『比較して競争』と言う概念から抜け出さない限り、求めている自己肯定感は上がらないんじゃないかと思うのです。


では、どうしたら?

 

 

インターナショナルスクールで教えられていたのは、自己肯定感ではなかったのです。


次回につづき〜ます!