今日は浅草のものづくりをご紹介しますね。
上の写真は、靴の抜型の一部。
これを革に当てて、アッパーのパーツを裁断していきます。
アンド・ステディは日本橋人形町のオーダーメイド靴店ですが、もともとは浅草の婦人靴メーカーです。
靴の職人は4名。
ほか企画、生産の人間が浅草ファクトリーに在籍しています。
アンド・ステディの靴だけでなく、OEM(相手先ブランド)生産で某有名ブランドのコレクションシューズも手がけ、日々、数十足の靴を作っています。
産地直売のようなものですから、普通のオーダー靴よりも安く(パンプス30,000円+税)、木型と色も豊富に揃えることができ、納期も1ヶ月と早く、企画にも動きがあるのです。
そして靴のメーカーとして15年、靴の小売店アンド・ステディとして8年ほどですが、さらにその前身である靴の材料メーカーとしては、まもなく創業60年になります。
靴の材料と言ってもあまりイメージがわかないかもしれません。
靴の分解図をご覧ください。
主には、アッパーとなる革、底材となるソール・ヒール、背骨となる中底など、靴のパーツのことです。
これらのうち、革以外を取り扱っています。
主に、ソール(本底)をつくる靴のパーツメーカーです。
靴のメーカーさんや靴修理店さんがお客さまとなります。
普段は地面についているから忘れられがちで、地味な存在のソールですが、1つ1つ工程を踏み、手をかけてつくられています。
実は、靴の雰囲気を決める重要なパーツなんですよ^^
アッパーとの接着がしやすい工夫もされています。
並ぶと壮観ですね!
これはソールとヒールの一体型ですが、通常はソールとヒールは分かれていて、釘を打って、繋ぎ合わせます。
靴は108のパーツで出来ている
と言われるほど、小さい!細かい!材料がたくさん!です^^;
そして、そのパーツの1つ1つを、それぞれの職人さんたちが作っているのです。
靴を履くとき、少しでも想いを馳せていただけたら幸いです。
健康寿命のマネジメントに、足は外せません。
足を整えてくれる靴への履き替えをおすすめしています。
「え?!靴を変えたら、体も変わるの?」
はい!変わりますよ!
自然に正しく歩けるようになるのですから!
くつ・あし・あるくの繋がりを、ぜひ知ってください。
美しく、凛々しく歩く日本女性が増えますように。