その時、一緒にお話をしていた方は、
自分でも型紙切りから、仕上げまで一人で出来てしまうという
スーパー靴企画さんです。
今の職人さんの仕事は、分業がほとんどなので、
製甲はできるけど、底付はできない とか、
裁断はできるけど、製甲はできない とか、
それがスタンダードスタイルなのです。
その方は、本当に長く靴にかかわり続けてきているから、
全ての工程に精通し、
必要なパーツもすぐに仕入れることができ、
イメージ図を型に起こすことができ、
型を立面に仕上げることができるという、
「靴のプロだから、企画やってます」
ということなんですね。
こうした方が、もうあまり多くないことが、とても残念ですが・・・
もしかしたら、
他の業界でも「効率化」という旗の前に、同じ現象なのかもしれません。
そんな会社の標語は、
「整理整頓、材料全部、お金です」
・・・唸ってしまいました。
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