今日は8月15日。
子供の頃は、気にも留めなかった終戦記念日。
今回の個展『つながる想い』は、この日の為にあった……と言っても過言ではありません。
今から67年前のこの日、日本は終戦を迎えました。
しかし、本当に戦争は終わったのでしょうか。
世界中で唯一の被爆国でありながら、核燃料を保有し、憲法9条の改憲が進められようとしています。
日本の戦争は、まだ本当の意味で終わってないのかもしれません。
今、当時の記憶を語る人は少なく、これからを生きる私達の世代は戦争を知りません。
だからこそ、戦争の記録を残していく、平和な国を護っていく……その大きな役目が若い世代にこそ、課せられていくのだと思います。
出来る事は、“想いを馳せる”事。
8月6日・広島、8月9日・長崎の原爆があり、日本は唯一その被害を受けながら、今、原発の影響にさらされています。
先の世代の人達が今の私達を見たら、何というか……未来の子孫が私達を見たら、何というか……
その事に“想い”を馳せた時、今自分達に出来る事は何か?すべき事は何か?見えてくるのではないでしょうか。
過去、現在、そして未来へ……
時を越え、国を越え、血の繋がりを越えて、“想い”はつながると信じて。
浅田征朋