寒ぃ~! | 恋愛侍、海を渡る。

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ロンドン生活指南書 LONDONに恋をした。。。

 

手書きのしょぼい領収書を受け取って、

さっさと車の外へ出た拙者は、周りを見渡した。

どこへ行けばいいのかな?

 

拙者は納得のいかない顔をしているroom mate

なだめながら、なんとなく歩いた。

 

こういうときの拙者の勘というか、第六感はすごい。

よくわからない土地で目的地へたどり着けなかった

ということが、拙者はあまりないのだ。

 

 

すぐそばに駐車場というか、空き地があった。

明け方なのにもかかわらず、たくさんの車がある。

入っていくと知ってる顔ぶれが集まっている。

 

拙者はDirectorたちと握手をかわすと、

さっそく領収書を差し出した。

 

DirectorProducerも顔を見合わせた。

やはり金額に驚いたみたいだ。

 

結局拙者は、自分の金じゃないから

£30を黙って払ったに違いない。

ちょっと自己嫌悪に襲われたが、あとの祭りである。

 

とりあえず、隣の喫茶店?へ。

どうやらオーナーに段取りをつけているらしく

朝早くから中へ入れてもらい、コーヒーをいただいた

寒い朝に、これは嬉しい。

く~っ、暖まる~っ!

 

ほっこりしたところで、衣装がえ。

 

この極寒の空気のなか、拙者の衣装はといえば

profileの写真を御覧のとおり、

薄いガーゼのような生地で作られた白装束一枚。

 

さ、さ、寒ぃ~っ!

 

着てきたコートを上にはおり、現場へ向かう。

本日の現場は、森の中。

日が出ているうちに撮影しなければ間に合わない

 

さぁ、最初のscenerehearsalだ。

 

よっしゃ~っ、やるぞぉ!

拙者の体中の血液が沸点を超えた。