小さな飛行機に乗り、私の好きな日本のとある島を訪れました。


島の上空で何度も旋回し着陸しかねるほど厚い雲に覆われた南の島。


あのキレイな空と海と山を見られないのかと、少々残念に思いながら島に降り立つと、


みずみずしい空気が体の隅々に染み渡ってきました。


景色は見えなくとも、島の空気は美味しい。


日本に残るこの島の美しさと尊さを多くの方に伝え感じて頂きたいと願いながら、


撮影に望むと、なんと、先ほどまで布団のように覆いかぶさっていた分厚い雲が


みるみるうちに消えてしまい、あっという間に青空が澄み渡る美しい島に変貌した。


自然からのプレゼントの様な光景に感動し、先ほどまで見られなかった分、余計に貴重に尊く感じた。


島国日本、四季と自然に恵まれた美しい日本の島々を、


先人がそうしてくれた様に、


我々も子孫への贈り物として守って行かなければならない。


合掌、
藤岡弘、


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