本当の優しさとは、真の強さの上にある。


ただただ、人当たりが良く、心優しい事だけが本当の優しさではない様に思う。


少なくとも、私が世界で出会ってきた漢達は、


表面的な優しさだけでなく、その内に情熱と誠実と誠意を秘めていた。


そして、何事にも真剣に真摯に取り組み、


その根幹はぶれる事無く、一本の芯が通っている。


部族や家族の脅威となる巨悪が立ちはだかった場合には、


自分の身を挺して、阿修羅の如く立ち向い、逃げる事無く、ひるむ事無く、立ち向う気概が感じられた。


数々の失敗を乗り越え、人の悲しみを己の痛みとして、現実に体験してきた漢達。


歴史と先祖の傷と痛みを背負い、胸の奥に悲しみを秘めた彼らは、


それらを感じさせぬ程の、清々しい笑顔をしている。


愛するものを守り抜くために、真剣に、諦めず、決意し、


実体験と実戦において苦難を乗り越えてきた顔である。


それが真の優しき男像ではないだろうか。


まさに男の顔は履歴書である。


全てを語る。


合掌、
藤岡弘、


藤岡弘、オフィシャルサイト

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