仮面ライダー」で本郷猛を演じた後、


大河ドラマ、
「白い牙」、
「特捜最前線」、
映画といろいろやらせていただいた。


俳優として好調な状況でもあり、


でも、そこで満足していくと、


自分は一つの形の中で定着する恐れも感じていた。


1980年代初頭、その頃考えていたのは、


「自分の可能性はまだまだある。
己自身でもっと探究・追求してみたい」

ということだった。


ならば今の栄光に浸っていないで、

この座を降りて、

新しい茨の道危険な道に取り組もう。


…というのがハリウッド映画へのチャレンジだった。


そのまま主演俳優をやりながら、安定した状況を作る。


そうやって続けていくことも可能だった。


しかし、私は非常に不安を感じていた。


そうやって収まってしまうと、
動けなくなって、
可能性が消えていくのではないか。


だからアメリカの未知なる危険地帯の地雷原に一歩踏み出していった。


それが初めての海外への、
ハリウッド映画「SFソードキル」の主演に向っての挑戦の旅であった。


合掌、
藤岡弘、

SFソードキル [DVD]/藤岡弘,ジャネット・ジュリアン
¥4,725
Amazon.co.jp


侍語録@Twitter